研究室INDEX

工学専攻科は4つの専攻で構成され、次世代のテクノロジーを担う人材を育成しています。

機械工学専攻
バーチャルリアリティ研究室

佐瀬 一弥 准教授

学位:博士(工学)

VR空間での触覚提示技術を研究し
幅広い分野で役立つシミュレータを開発

バーチャルリアリティにおいて物体を触った感覚を提示する研究を主に行っています。触覚を作り出すハードウェア・ソフトウェアの開発や、現実の物体の感触を高精度に再現するための計測・モデリングの研究などを行っています。

研究テーマ
バーチャルリアリティにおける触覚提示
研究キーワード
実時間物理シミュレーション 柔軟物体モデリング 触覚提示デバイス など

先生はこんな人 - Personal Data -

学生に読んで欲しい本を1冊ご紹介ください。
VRは脳をどう変えるか?仮想現実の心理学
その本を読んで欲しい理由を教えてください。
最近この本を読んでVRの将来の役割を感じさせられました。しかしこの分野で大学院に進学を考える方には、最新の国際会議論文や雑誌論文を読んで欲しいです。
現在気になっているコト・モノと、その理由を教えてください。
この文章を書いているのは2020年4月で新型コロナウイルスが猛威を振るっているころです。多くの人が困難に直面する中で自分に何ができるのかを考えさせられます。
研究を通して学生に伝えたいことは何ですか?
ものづくりは楽しい。
研究に取り組んでいて、楽しいと感じる瞬間は?
作ったものが思い通りに動いたときや、予想以上の成果を生み出せたとき。
研究に取り組む上でのモットーは?
他人の反応を見ることです。研究成果を論文で発表するだけでなく、他分野の研究者や一般の人々に実演などの形で見ていただくことを積極的に行っています。多様な視点からの意見を頂くことで、次の新しい挑戦に進むことができた経験が多くあります。
研究室の雰囲気や特徴について教えてください。
学生が能力的にも人間的にも成長でき、研究室のメンバーが一生の仲間になるような研究室にしたいと思っています。現在は研究室づくりに試行錯誤している段階で、学生の意見も聞きながらいろいろなやり方をみんなで試しています。
今一番力を入れて取り組んでいる研究をひとつ教えてください。
柔軟物体の触覚提示の研究です。
その研究が実用化されると将来どのように活かされるでしょう。
最も期待されているのは、外科手術のVRシミュレータにおける生体軟組織の触覚の再現です。医療分野だけでなく、教育や福祉分野への応用も進めています。
先生ご自身が大学院を目指すきっかけは何でしたか。
尊敬できる研究者との出会い
先生ご自身はどんな大学院生でしたか。
実装に執着しがち
大学院生時代、どんなことに夢を抱いていましたか。
国際会議でかっこよく発表すること
研究を通して、今先生が未来に抱く「夢」とは。
できることを精いっぱいやる