東北学院大学大学院 工学研究科では、高度な研究を行うために研究者・エンジニアとしての能力を実践的に養います。
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研究室INDEX
バイオメカニクス研究室
研究室INDEX
工学専攻科は4つの専攻で構成され、次世代のテクノロジーを担う人材を育成しています。
機械工学専攻
バイオメカニクス研究室
濱西 伸治
准教授
学位:博士(工学)
聴覚のメカニクスの解明と
医療・福祉・スポーツ分野への応用研究
聴覚の構造や機能を,機械工学の見地から解明する「聴覚のメカニクス」に着目し,それらの知見を医療・福祉・スポーツに応用することを目指しています.
研究テーマ
聴覚のメカニクスの解明と,医療・福祉・スポーツ分野への応用研究
研究キーワード
微小振動
音響
衝撃
シミュレーション
診断装置
コンタクトスポーツ など
先生はこんな人 - Personal Data -
学生に読んで欲しい本を1冊ご紹介ください。
「今日の芸術」 岡本太郎
その本を読んで欲しい理由を教えてください。
大阪の「太陽の塔」で有名な芸術家.「既存の常識や概念にとらわれない」という姿勢が新しい時代を創造する.彼の芸術に対するこのような情熱は,工学だけでなく私たちの生き方にも訴えるものがあると思います.
現在気になっているコト・モノと、その理由を教えてください。
2人の子供がいますが,車のタイヤ交換や,部屋に飾ってある花の入れ替えなど,日常のちょっとした変化にすぐに気付きます.「変化」を読み取る能力は研究には不可欠ですが,どうやったら子供たちのように身に付くのだろう?と,鈍感なパパはいつも悩んでいます.笑
研究を通して学生に伝えたいことは何ですか?
どんなに素晴らしい研究でも,「伝え方」が下手だと意味がないと思っています.専門知識を増やすよりも,情熱を持って相手に分かりやすく伝えることの重要性を身に付けて欲しいと思っています.
研究に取り組んでいて、楽しいと感じる瞬間は?
研究はストレスばかりで楽しくないです(笑).ただ,そんなときは剣道の稽古で汗を流してスッキリすると,不思議なことに研究への活力が湧いてきます.
研究に取り組む上でのモットーは?
"Work Hard, Play Hard"(よく学び,よく遊べ)
研究のアイデアは大抵,研究室の中ではなく,家族と遊んだり旅行を楽しむなど,リラックスしているときに出てきます
研究室の雰囲気や特徴について教えてください。
"Work Hard, Play Hard"がモットーなので,学生達が夜遅くまで研究室に籠って集中している日もあれば,部屋に誰もいない日もあったりと極端です(笑)
今一番力を入れて取り組んでいる研究をひとつ教えてください。
剣道難聴発生メカニズムの解明と新機能防具の開発
その研究が実用化されると将来どのように活かされるでしょう。
剣道だけでなく,アメリカンフットボールやボクシングなど,頭部に激しい衝撃を伴うスポーツをより安全にプレーができることを目指しています
先生ご自身が大学院を目指すきっかけは何でしたか。
学部生の頃は,故郷の富山に戻って高校教員になるつもりでしたが,当時取り組んでいた次世代型補聴器の開発に成功して,創造する楽しさを知ったから.
先生ご自身はどんな大学院生でしたか。
朝から深夜まで研究室に閉じこもっていたので,精神衛生上は良くなかったと思います(笑)
ただ,研究室では良き仲間達といつも一緒だったので,お互いに刺激を受けながら切磋琢磨していました.
大学院生時代、どんなことに夢を抱いていましたか。
当時はコンビニすらない田舎出身だったこともあり,東京や大都市への対抗意識が強く(笑),「地方から世界に発信しよう!」という熱意は非常に高かったです.
研究を通して、今先生が未来に抱く「夢」とは。
私の専門分野の研究者は世界でも少なく,大学時代の恩師は「日本代表」という意識で研究に取り組んでいたそうです.恩師の志を大切にし,東北学院大学が聴覚メカニクス研究の「世界的拠点」として認められるような成果を上げたいです.