【経済データサイエンス専攻】第3回特別講義が行われました
7月18日、土樋キャンパス総合研究棟4階演習室Cにて、第3回特別講義が行われました。
第3回は、有限責任監査法人トーマツの香田浩一氏・平田圭一氏を講師にお招きし、「公営企業と地方自治体の財政運営の状況」をテーマにご講義いただきました。当日は、院生のほか、学部生や一般の方、教員など24名が参加しました。
平田氏からは、自治体職員の経験を踏まえ、地方財政に関する基礎的な知識や分析方法について、総務省より公表されている市町村の決算カードを参照しながら解説いただきました。


香田氏からは、決算カードの情報だけでは読み取りにくい財政状況をつかむため、公会計の概要にはじまり、財務書類分析の視点や各種指標について、公認会計士の観点から説明いただきました。


講義終盤には、仙台市の財政指標を用いて実際に分析を行うワークが行われ、参加者らが意見を発表する場面もありました。また、参加者から多くの質問が寄せられ、大変意義深い講義となりました。
この特別講義は、「東北の地域経済発展を担うデータサイエンス人材育成事業」として今年度より大学院経済学研究科に新設した経済データサイエンス専攻の授業科目「国際経済論特論Ⅰ」(担当:篠崎剛教授)において開催されています。
次回の外部講師による特別講義は、10月頃の開催を予定しています。