「みやぎ・せんだい協働教育基盤による地域高度人材の育成」事業における相互連携プログラムのひとつである「創造的インターンシップ」の試験的実施が行われました。
「創造的インターンシップ」とは、地元優良中小企業への採用直結型インターンシップで、体験の中で学生が主体的に考え、企業への提案を行うことによって、新たなものを生み出すインターンシップです。また、就職した学生への入社後のフォローアップを積極的に行い、地元企業への定着支援を進めるプログラムとなっています。
実施にあたっては、文部科学省、経済産業省、厚生労働省の三省によって合意され、平成26年4月に改正された「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」に則り、4学年次8月以降の実施としています。
本プログラムにより、企業にとっては、インターンシップ受け入れと採用活動の直結、学生目線での気付きを得る、定着支援でのフォローアップ等の利点があります。学生にとっては、インターンシップの就職活動への直結、企業とのミスマッチ防止、インターンシップを通して得られる学び、自己の成長、さらに入社後の定着支援という利点があります。
プログラムの流れとしては、①企業開拓、②学生募集、③マッチング、④事前研修、⑤インターンシップ実施、⑥事後研修、⑦定着支援の順で行われる形となります。
今年度は、試験的に東北工業大学の学生を対象に、5社で「創造的インターンシップ」を実施する予定です。先行して、全国でも有数のユニフォームメーカーである仙台市のイシイ株式会社で2名の学生が参加し、プログラムが行われました。
今後も順次プログラムを実施し、次年度の本格的な実施に向け、事務局及び企業支援部会において、内容、手法、運営についての検証と改善を進めていきます。