「人材育成と企業支援を考えるシンポジウム」を開催しました

10月8日(土)、トラストシティカンファレンス・仙台(仙台市青葉区)にて、地域協働教育推進機構主催の「人材育成と企業支援を考えるシンポジウム」を実施しました。

シンポジウムの開会にあたり、事業実施最高責任者の松本宣郎(東北学院大学学長)および梅内淳(仙台市経済局次長)より挨拶が述べられ、続いてシンポジウム開催に寄せて、文部科学省からの激励のメッセージが代読されました。

続いて、地域協働教育推進機構長の阿部重樹(東北学院大学学長室長・経済学部教授)から、「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」および「みやぎ・せんだい協働教育基盤による地域高度人材の育成」事業について説明を行い、あらためて本事業の趣旨と概要を参加者に伝えました。

第一部は「課題解決型プログラムを通して創造したもの」と題しパネルディスカッションを行いました。岐阜県の地場産業である「枡」製造企業での課題解決型プログラムをテーマに、パネリストとして岐阜・愛知の企業・学生・コーディネート機関からお一人ずつ登壇いただきました。パネリストのお一人で名古屋外国語大学4年の中野希栄さんからは「課題解決型プログラムに取り組むことで、物事を深く考えて、当事者意識をもって行動するようになった」などの意見があり、企業と学生が協働したことで、新規事業の開発や、学生の当事者意識の醸成につながったことが紹介されました。

第二部のワークショップセッションは、「企業がさらに発展・成長し、学生が育つプログラムづくりとは?」と題し、企業経営者と学生や大学・自治体関係者などの参加者が10のグループに分かれ、ヒアリング対象となる実際の地域企業をモデルケースとして、企業のあるべき姿や現状から、課題の洗い出し、学生が参加する課題解決型プログラムの構築までをまとめ上げ、活発なグループワークが展開されました。

最後に、COC+参加大学を代表して、東北工業大学の石川善美副学長が閉会の挨拶を行いました。

シンポジウムには、COC+参加大学の教職員・学生のほか、自治体・企業、一般参加者も含め80名余りが参加し、本事業への理解を深め活用方法を学ぶ充実したシンポジウムとなりました。

開催要項はこちらをご覧ください。

シンポジウムの様子は東北学院大学公式ホームページでも紹介されています。