みやぎ・せんだい協働教育基盤による地域高度人材の育成事業における単位互換コア科目「地域課題演習(地域企業版)」の東北学院大学の3年生を対象とした実習が終了しました。
本事業における単位互換コア科目は、本科目を含めた3科目(「地域の課題Ⅰ(地域企業版)」「地域の課題Ⅱ(地域企業版)」「地域課題演習(地域企業版)」)で構成されており、「地域課題演習(地域企業版)」は、応用段階に位置付けられる科目です。「地域の課題Ⅰ・Ⅱ」で培った知識・推論を基に、現場での実習活動をとおして、実際の地域企業における課題解決を目標としたプロジェクトを実践します。課題解決プロジェクトで必要な成果を生み出す過程で、既有の知識を組み合わせて事象を解釈し、新たな知を生み出すための仮説検証ができるようになることを目指します。
今回は、仙台市内でIT事業を手掛ける株式会社シムネット様のご協力により、夏季休暇期間を中心に事前研修、事後研修を含め180時間の演習を行いました。一緒に参加した学生同士が、実践するプロジェクトの企画から立案し、実習企業が手掛けるサービスのアプリ開発に取り組みました。
参加した学生からは、「これまで履修した科目の中で、最も印象的で楽しく、達成度の高い科目だった。実習では、初めてのことに触れる機会が多く、苦労もしたが充実した活動ができた。自分を変える貴重な機会となった」との感想があり、地域企業の現場で自らの立てた仮説を検証・修正し、成果を出すことを目指してチームとして活動するという貴重な経験を積み、学生は大きく成長する結果となりました。
地域協働教育推進機構では、東北学院大学で全学部開講となる次年度に向け、さらなる検証・改善を行い、学生への周知を進めてまいります。
ご協力いただいた株式会社シムネット(外部リンク)