単位互換コア科目「地域の課題Ⅱ(地域企業版)」の実施報告

「みやぎ・せんだい協働教育基盤による地域高度人材の育成」事業における教育プログラムの基幹となる「単位互換コア科目」 のひとつとして、平成28年度後期から東北学院大学文学部・教養学部の2年生を対象に開講していた「地域の課題Ⅱ(地域企業版)」が終了しました。

本事業における「単位互換コア科目」は、本科目を含めた三科目(「地域の課題Ⅰ」、「地域の課題Ⅱ」、「地域課題演習」)で構成されており、「地域の課題Ⅱ(地域企業版)」は、第二段階にあたります。地域企業の課題解決のための道筋を考え、自分自身が3週間で解決するプロジェクトを設計することを目標に展開されました。

講義の前半では、「地域の課題Ⅰ」で身につけた知識をもとに、企業の課題解決に向けた基礎知識を学び、企業の課題発見のためのディスカッションとブラッシュアップを行いました。その後、それらの学びをもとに学生たちが、宮城県内の企業の経営者に2度にわたるヒアリングを行いました。さらに、講義の後半では、企業の本当の課題とは何かを考え、その課題解決に向けた仮説を検証するためのプロジェクトの設計を行いました。講義最終回は、学生が自ら設計したプロジェクトの発表を行い、学生は教員陣からのブラッシュアップをもとに最終レポートの作成を行います。

事務局では、講義の内容、手法、運営についての検証と改善を進め、次年度以降の開講及び連携する高等教育機関への実質的な単位互換に向け準備を行っていきます。

◆関連ページ
・「地域の課題Ⅱ」の講義が始まりました
・「地域の課題Ⅱ」において学生による企業ヒアリングを行いました