東北学院大学地域連携センター

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多賀城市で市民参加型のワークショップを行いました


多賀城市との連携においては、「災害公営住宅支援の在り方検討会」、「地域づくりの制度改革推進支援」、「子育て支援施設の事業評価および改善の仕組みづくり」、「子どもの生活に関する実態調査設計支援」等、多様な協働事業を進めています。

そして、今年度、多賀城市の「第六次多賀城市総合計画」の策定に向けた、市民参加ワークショップの開催支援が新しく始まりました。

総合計画とは、自治体における最上位計画であり、10年間のまちづくりのビジョンを設定し、ビジョンの実現に向け、具体的な施策を策定するものであります。このビジョンづくりにおいては、生活の利便性や快適性ばかりではなく、今後の人口減少・少子高齢化社会への対応、そして何より「多賀城らしさ」をいかに際立たせ、共有するかがポイントになります。

そのため、ワークショップでは、一般市民をはじめ、高校生、子育て世代、市内企業職員等、幅広い参加が生まれるように、対象を変え、複数回開催します。

このうち、ビジョン策定の2回のワークショップを、本学多賀城キャンパスの学生食堂を会場として、5月11日、5月26日の2回、開催をしました。

両日とも、20代から70代まで幅広い年代の市民、そして対話を支援する多賀城市職員あわせて40名が参加しました。


ワークショップの1回目は「人口減少・少子高齢化社会においてまちづくりで大切なことを考える」とし、公共施設マネジメントゲームを用いて、人口減少が地域にどのような影響があるかを共有するとともに、その中で大切にしなければならないことを話し合いました。


そして、2回目は「私らしく暮らせるまち多賀城の実現に向け、大切にしたいことを考える」とし、市内の様々な写真から参加者それぞれが「多賀城らしさ」を表現しました。そして、「私らしく多賀城での暮らしを楽しむために大切にしたいこと」を単語で表現し、最後はひとりひとりがまちづくりの担い手として、「私らしい次の一歩」を共有して、終了しました。















昭和、平成、令和と時代が変わる中で、市民と行政の関係性も、利用者から顧客、そして共創者と、「私らしく暮らすこと」と「まちのビジョンの実現」を共に実現するパートナーに変わってきています。今回の2回のワークショップは、多賀城市の今後のまちづくりにおいて、モデルとなる取り組みであったと思います。

多賀城市の次の一歩に向け、今後も対話の場づくりや、担い手の育成など、本学のリソースを活用した支援を続けていきます。

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