今回は、2017(平成29)年度にプログラムを受講された、靑山奈保美(なほみ)さんを訪ねました。靑山さんが勤めている、岩沼市社会福祉協議会では、2017(平成29)年年度から3期連続で受講生を派遣しています。靑山さん、そして、上司の佐藤裕和常務理事兼事務局長にお話しを伺いました。
(本間)自分の仕事ぶりを振り返って変化したなと感じることは何ですか。

(靑山さん)これまでの私の仕事の仕方は、狭くのめり込む感じがありました。それが、このプログラムを受講するようになって、視野が広がったように感じています。また、与えられた仕事を一人でやることが多かったのですが、周りの人の意見を聞きながら課題を一つひとつクリアしていく力が付いてきたように思います。様々な方々の意見を聞いたり協働したりする際には、これまで福祉分野に限られた関わりが多かったのですが、今では、それだけには留まらない人財や社会資源との関わりが増えました。多くの視点を持つことで深い所での議論が出来るようになったと考えています。
(本間)講義で特に興味深かった授業科目は何ですか。
(靑山さん)「資金の調達と運用(現:地域福祉とファンドレイジング)」、「データによる社会調査・分析(社会疫学)」、「組織運営」です。これまで、事業をする時は、お金を使うという視点しか持っていませんでしたが、「資
(本間)靑山さんの変化による、職場への影響は何かありますか。
(佐藤事務局長)自分が担当する業務外の事に対しても意見を言えるようになりました。また、そのような受講者の振る舞いを見て、良い研修だとの理解が深まり、大変な研修ではありますが、受講を希望する職員は多いです。自分だけで抱え込む事が少なくなり、だれをどの程度充当すれば良いのかを皆で考えるようになっています。支援の程度を判断して事業に取り組めるようになって来ています。
今回訪問した岩沼市社会福祉協議会では、本プログラムを人財育成の一環に位置づけており、今後も続けて受講生を派遣していきたいと仰っていました。その為の財源は、工夫を凝らしてかき集めたいと力強いお話しを頂けました。佐藤事務局長は、東北学院大学が行うこの講座は大変学際的であり、福祉を狭くみないところが気に入っていると語ってくれ、これからの福祉のあり方についても熱く語ってくれました。
東北学院大学が行うこのプログラムがこのような受け止められ方をしていることに改めて感謝をしています。また、私たちも現状に甘んじることなく、プログラムの更なる充実に取り組んで参ります。
岩沼市社会福祉協議会常務理事兼事務局長佐藤裕和さん、靑山奈保美さん、お忙しい中有り難うございました。また、インタビューの日程調整をして下さった小菅さん有り難うございました。
文責:東北学院大学地域共生推進機構 特任教授 本間照雄
(本間)講義で特に興味深かった授業科目は何ですか。
(靑山さん)「資金の調達と運用(現:地域福祉とファンドレイジング)」、「データによる社会調査・分析(社会疫学)」、「組織運営」です。これまで、事業をする時は、お金を使うという視点しか持っていませんでしたが、「資
金の調達と運用」の授業を受講したことによって、事業をするための資金をどの様に確保するのかなど、財源を生み出す努力の大切さを知り、資金調達にも目を向けることが出来るようになりました。また、「データによる社会調査・分析(社会疫学)」で扱われた統計は、とても苦手な分野でしたが、この授業を受けて、数字を読む視点が広がりました。「組織運営」では、授業の内容をききながら、自分が所属している組織にも当てはまることが多くあり、ドキッとしたことを覚えています。
(本間)プログラムを受講する後輩に伝えたいことは何ですか。
(靑山さん)福祉分野で働く人は、福祉分野に特化した視点で物事をみるので、少し視野が狭いかも知れないと思います。ですので、受講している期間だけでも、これまでの見方や考え方を一旦フラットにして、新鮮な気持ちで学んでもらいたいです。また、プログラムで共に学ぶ、多くの仲間といっぱい話し合ってもらいたいです。
(本間)プログラムを受講する後輩に伝えたいことは何ですか。
(靑山さん)福祉分野で働く人は、福祉分野に特化した視点で物事をみるので、少し視野が狭いかも知れないと思います。ですので、受講している期間だけでも、これまでの見方や考え方を一旦フラットにして、新鮮な気持ちで学んでもらいたいです。また、プログラムで共に学ぶ、多くの仲間といっぱい話し合ってもらいたいです。
そして、このような繋がりを楽しんでもらいたいです。私は、ここで得た仲間をここだけでは終わらせたくないと思っています。定期的な集まりをつくって、これからもつながっていきたいと願っています。
次に、靑山さんの上司である佐藤裕和常務理事兼事務局長にお話しを伺いました。
(本間)プログラムを受講して靑山さんにどの様な変化がありましたか。
(佐藤事務局長)多くの人との関わり合いが豊かになり、付き合いの範囲が広がったように見えます。仕事に対して必要以上にのめり込まない、適度な距離感を持って接することができていると感じます。このことは、事業や対象者を客観的に見ることが出来ることにもつながっていると思います。関わる人々の価値観の多様性を受け入れ、多方面から物事を見る力が付いてきていると感じます。
次に、靑山さんの上司である佐藤裕和常務理事兼事務局長にお話しを伺いました。

(本間)プログラムを受講して靑山さんにどの様な変化がありましたか。
(佐藤事務局長)多くの人との関わり合いが豊かになり、付き合いの範囲が広がったように見えます。仕事に対して必要以上にのめり込まない、適度な距離感を持って接することができていると感じます。このことは、事業や対象者を客観的に見ることが出来ることにもつながっていると思います。関わる人々の価値観の多様性を受け入れ、多方面から物事を見る力が付いてきていると感じます。
(本間)靑山さんの変化による、職場への影響は何かありますか。
(佐藤事務局長)自分が担当する業務外の事に対しても意見を言えるようになりました。また、そのような受講者の振る舞いを見て、良い研修だとの理解が深まり、大変な研修ではありますが、受講を希望する職員は多いです。自分だけで抱え込む事が少なくなり、だれをどの程度充当すれば良いのかを皆で考えるようになっています。支援の程度を判断して事業に取り組めるようになって来ています。
今回訪問した岩沼市社会福祉協議会では、本プログラムを人財育成の一環に位置づけており、今後も続けて受講生を派遣していきたいと仰っていました。その為の財源は、工夫を凝らしてかき集めたいと力強いお話しを頂けました。佐藤事務局長は、東北学院大学が行うこの講座は大変学際的であり、福祉を狭くみないところが気に入っていると語ってくれ、これからの福祉のあり方についても熱く語ってくれました。
東北学院大学が行うこのプログラムがこのような受け止められ方をしていることに改めて感謝をしています。また、私たちも現状に甘んじることなく、プログラムの更なる充実に取り組んで参ります。
岩沼市社会福祉協議会常務理事兼事務局長佐藤裕和さん、靑山奈保美さん、お忙しい中有り難うございました。また、インタビューの日程調整をして下さった小菅さん有り難うございました。
文責:東北学院大学地域共生推進機構 特任教授 本間照雄