趣旨
震災発生から4年が経過し、東北各地では将来地域のありかたを見据えて、福祉や産業といった個別の分野にとどまらず地域全体の持続的発展を目指して様々な資源の活用を図ることが必要とされている。
一方、東北学院大学は、地域に根ざした大学となることを全学的な方針として定め、平成26年度に文部科学省の地(知)の拠点整備事業の実施校として採択 された。その中で、地域の持続的発展を担う人材の育成は、大学として不可欠の取り組みであり、在学生のみならず地域の人々に対して、その責任を果たす必要 があると認識している。
本研究会では、これまで各分野で地域資源を発掘・連結することで、様々な地域課題の解決に取り組んできた先駆者の経験を可視化し、これから数十年にわ たって地域の発展を促す促進剤となるべき地域コーディネーターに必要な能力を開発するための「地域コーディネーター養成プログラム」の開発を目指す。
第1回研究会では、下記の要領で、震災後の地域作りに取り組んでいる先駆者の事例を共有し、分野を超えて地域の持続的発展を担うコーディネーター人材にどのような能力や思考行動特性が求められるかを言語化するためのディスカッションを行う。
記
1. 日時 2015年3月26日 16時~19時
2. 場所 東北学院大学土樋キャンパス 5号館第1・2会議室
3. 次第
・本研究会の趣旨説明
東北学院大学地域共生推進機構長 阿部重樹
・先駆者による事例紹介
本間 照雄氏(宮城県社会福祉協議会 復興支援福祉アドバイザー)
真壁 さおり氏(元みやぎ連携復興センター 事務局次長)
押切 真千亜氏(NPO法人ETIC. 震災復興リーダー支援プロジェクトコーディネーター)
4. 東北学院大学地域コーディネーター養成プログラム骨子紹介
東北学院大学地域共生推進機特任教授 松崎光弘
5. 参加者を交えたディスカッション