平成27年12月19日(土)、第5回CSW研究会を公開型の研究会として開催しました。
本学では、平成28年度から「コミュニティソーシャルワーカー(CSW)スキルアッププログラム」を開講するために、実践力の育成方法や体系的な教育課程の在り方などについて、宮城県社会福祉協議会及び仙台市社会福祉協議会の方々とともに、本研究会で検討を重ねてきました。
本プログラムは、地域福祉のキーパーソンとなる、コミュニティソーシャルワーカーのスキルアップを目指し、地域福祉活動計画の策定や地域資源の組織化に貢献できる人材の育成を意図しています。
また、本プログラムは文部科学省の職業実践力育成プログラム(BP)の認定を受け、平成28年4月の開講に向け準備を進めています。今回は、「自分たちの街をよくしたい」とお考えの皆様と一緒に、公開研究会として開催しました。
地域共生推進機構阿部機構長の挨拶の後、テーマ「コミュニティソーシャルワークの視点を持った人材の育成(必要論)について~『コミュニティソーシャルワーカー(CSW)スキルアッププログラム』構想を中心として~」と題して、阿部機構長、松崎特任教授の2名による発表が行われました。
次に、CSW実践活動報告として、仙台市社会福祉協議会泉区事務所 CSW 伊師洋香氏から事例発表が行われ、実際にCSWとして、仙台市泉区で実践されている支援内容の紹介、今後の改善すべき支援内容の取り組み等の発表がありました。
最後に質疑応答を行い、次年度に予定されているコミュニティソーシャルワーカー(CSW)スキルアッププログラムを中心として積極的な意見交換があり、参加者からは、「今後CSWが地域の全てを包括して住民にとって分かりやすい福祉の提供を担う存在になっていけると良いかと思いました」、「現在、福祉に関わる職になくても受講できるものであると嬉しいです」など、建設的なご意見が出されました。