高等学校において探究学習の授業を行いました

9月11日(水)、12日()の両日、宮城県築館高等学校、宮城県古川高等学校において、高校2年生を対象とした探究学習の授業を行いました。探求学習の授業は宮城県教育委員会を通じて県内の高等学校に提案・実施しているもので、7月に引き続いての開催となりました。授業は、いずれも地域協働教育推進機構の松﨑光弘特任教授が担当しました。

宮城県築館高等学校では、9月11日(水)に「研究『課題』と実践『課題』」をテーマに、「研究」と「実践」、「研究課題」と「実践課題」の違いを詳しく説明し、課題となる問いを立て、仮説をもとに検証していく研究の流れを紹介しました。授業は約150人の生徒を対象に行い、三浦校長、野中教頭を始め、探究学習の担当教諭やクラス担任の先生方が参観しました。授業の最後には、探究学習に取り組む生徒たちに「自分が取り組みたいことは『研究課題』なのか『実践課題』なのかを見極めて、今後の研究や実践に取り組んでほしい」とメッセージを送りました。

宮城県古川高等学校では、9月12日(木)、「研究の最初の一歩 リサーチクエスチョン」をテーマに、研究とは何か、「研究」と「実践」、「研究課題」と「実践課題」の違いを説明した上で、研究課題・リサーチクエスチョンの立て方、研究の流れを紹介しました。7月の授業から継続して約230人の生徒を対象に授業を行い、探究学習の担当教諭やクラス担任の先生方が参観しました。松﨑教授は、最後に生徒たちに向けて「適切なリサーチクエスチョンを設定することで、自分だけの知識を持つことができる」と述べました。

高等学校への探究学習の授業は今後も継続し、次回は12月に両校で講義を行う予定です。