平成29年度前期「地域の課題Ⅰ(地域企業版)」の実施報告

「みやぎ・せんだい協働教育基盤による地域高度人材の育成」事業における「単位互換コア科目」 の一つである「地域の課題Ⅰ(地域企業版)」の東北学院大学文学部及び教養学部2年次を対象にした平成29年度前期の講義が終了しました。

文学部は181名の履修者で月曜日5時限目、教養学部は253名の履修者で水曜日5時限目に授業を開講し、教員5名と事務スタッフが授業の準備・運営・対応を行いました。

「地域の課題(地域企業版)」は、地域の企業に対して、自らの専門性を活かし、さらに多面的に課題を見つけ、自らの言葉で説明できるようになることを目標としています。学生の主体的な学びを促進し、「課題発見」や「解決能力」の向上を目指しています。

また、昨年度、地域高度人材指標開発・評価部会にて作成した指標項目(持続的挑戦、ネットワーク分析、ネットワーク構築)をもとに、講義の学習目標や講義計画等と照らし合わせて、下位指標を検討しました。持続的挑戦には「メタ学習」を、ネットワーク分析では「フレームワーク」を、ネットワーク構築では「多様性の受容」を一項目ずつ設定し、ミニッツペーパー等の形成的評価の指標として活用しました。

成績評価方法は、毎回の授業後に提出するミニッツペーパー(自分の言葉で講義を振り返る短文レポート)の内容、それに対する教員からのフィードバックへの回答、最終レポートにより行いました。ミニッツペーパー及びフィードバックへの回答65点、最終レポート35点の配点として評価を行いました。成績状況は、全体の履修者434名に対し、414名の合格者(合格率95.4%)となりました。

今後は、更なる授業の内容、手法、運営についての検証と改善を進め、平成30年度以降行われる東北学院大学での全学部開講及び連携する高等教育機関への単位互換に向け準備を行ってまいります。