宮城学院女子大学でゼミ形式の試行授業を行いました

7月18日、25日の両日、宮城学院女子大学の「心理行動セミナーⅢ」(担当:木野和代教授)にて、本事業が目指す単位互換コア科目の教育内容を取り入れたゼミ形式の授業を試行しました。

授業は「地域企業を担う人たちの心理」をテーマとして、学芸学部心理行動学科の木野ゼミ、大橋ゼミの3年生、4年生が受講しました。

ゼミを指導する木野和代教授は、地域高度人材指標開発・評価部会の部会員として、また、大橋智樹教授は、FD/SD部会の部会長として積極的に本事業にご参加いただいています。今回の授業では、木野教授が開発に参加する「地域高度人材指標」の評価の運用試行も行いました。

学生は、通常とは違う授業形式に初めは戸惑っていましたが、授業が進むにつれ自分の専門性を活かした視点で地域企業について深く考えました。白石温麺のケース教材をもとにした事前学習に取り組んだ上で授業に出席し、グループワークで積極的に発言するなど主体的に授業に参加し、授業外学習、個人ワークにも熱心に取り組む活発な授業となり、最後は2回の授業で学んだ地域企業についての考えと自分の専門の学びの関係性をコンセプトマップにまとめました。

授業は地域協働教育推進機構の松﨑特任教授(上席COC+推進コーディネーター)が主に進行し、木野教授、大橋教授、地域協働教育推進機構の教員陣が連携して既存の2コマの授業を担当しました。

また、授業はFD/SD部会が進める研修の一環として公開授業としたため、両日とも事業協働機関から参観者があり、事業の趣旨である「地域課題」、「学びの設計・手法」、「ディープ・アクティブラーニング」について共通理解を深める機会となりました。

なお、平成29年度の後期にも、このような公開授業の形での試行を予定しており、主体的な学び、ディープ・アクティブラーニングの展開などを推進していきます。

授業で使用したケース教材については、こちらをご覧ください。