仙台大学(宮城県・柴田町)の「全学教養演習」(火曜2校時)で「単位互換コア科目」である「地域の課題Ⅰ(地域企業版)」の内容を取り入れた授業の試行(15コマ 9月26日から1月30日)が終了しました。
体育学部運動栄養学科及び現代武道学科の学生を対象に、「地域の課題を考えよう」をテーマとして、授業を担当する藤井久雄副学長(体育学部教授)と地域協働教育推進機構が共同して後期の授業を実施しました。
授業では、地域高度人材指標の三つの指標(持続的挑戦、ネットワーク分析、ネットワーク構築)も試行的に活用し、講義の学習目標や講義計画等と照らし合わせて、下位指標を設定しました。持続的挑戦には「メタ学習」、ネットワーク分析では「思考の枠組み」、ネットワーク構築では「多様性の受容」を設定し、授業内でのディスカッションやミニッツペーパー等の形成的評価の指標としました。
また、授業には、ケーススタディやオンラインミニッツペーパーの活用、エクストラ講義の要素も取り入れた地域の外部講師の協力等も行われ、学生からは「自分が住んでいる地域についてよく考えるきっかけになった」「町を改善しようと考えるとても良い機会になった」「自分の考えを学生同士で話し合うことでより一層考えが深まった」等の感想がありました。
さらに、この授業はFD/SD部会が進める研修の一環として学内外に公開授業とし、事業の趣旨である「地域課題」、「学びの設計・手法」、「ディープ・アクティブラーニング」についての理解を深める機会ともなりました。
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