教養学部は、厚みのある高等教育の長い伝統の上に生まれた学部です。しかしそれだけではなく、本学の教養学部は、より広範な学問領域の交流と総合の中で、現代社会や予測することの難しい未来社会の変化に対応可能な新しい人材の育成を目標にしています。人間科学・言語文化・情報科学・地域構想の四つの学科は、さまざまな課題を対象に互いに補完・強化しながら発展していきます。
家庭・学校・職場などのあらゆる状況において、人間の行動や考えを分析し、問題を解決すること、それが人間科学科の大きな学びです。どんな事柄に特化しどのように迫るかによって、心理学、社会学、教育学、体育学の専門分野へ分かれます。実験・調査の方法を身につけ、理論的な思考力と文章力を鍛え、一つの研究課題を突き詰めて問題解決をする力をつけます。社会を多角的に見られる人間への成長を目指します。
英語+1外国語(独、仏、中、韓)のインテンシブな学習をベースにして、言語と文化に関わる専門分野(下記参照)を幅広く、かつ集中的に学んでいきます。目指すのは、言語や文化の多様性を学びながら、その相違を乗り越えた地点により良きコミュニケーション(対話)の可能性を見いだすこと。ここで培われた対話力は、教育、金融、観光/航空、メディア関係等、社会のあらゆる分野で活躍するための礎になっています。
社会生活を支えるコンピュータの本質を学び、目的に応じて知識と技術を応用できる力を身につけます。コンピュータの構成や利用法、理解に必要な数学といった基礎的な知識、さらにシステム構築やプログラミングなどの知識と技術を習得。「コンピュータで何をしたいか」に応じて、4つのコースから選択し専門知識を深めていきます。知識を活用して新たな視点で物事を考えられる人間を目指します。