東北生活文化大学でワークショップ型の授業を行いました

 

12月25日(月)・26日(火)の両日、東北生活文化大学3号館デザイン室を会場に生活美術学科の学生を対象とした「生活美術特別講義Ⅵ」において、ワークショップ型の授業を行いました。

講師に宮城のご当地キャラクター「仙台弁こけし」のプロデュースを実際に手掛けるエントワデザイン株式会社佐藤寛和代表取締役を迎え、デザイン・プロデュースについて学び、グッズやサービスを企画するワークショップをとおして応用力を身につけることを目的に授業を行いました。

授業は、2日間をかけて行う集中講義で、1日目は「自分が欲しい仙台弁こけしグッズやサービスを考える」、2日目は「地域のキャラクターデザインとその展開を考える」をテーマとして、事前学習をもとに、講義、企画立案、共有・ブラッシュアップ、プレゼンテーション、ふりかえりを繰り返す内容で行いました。

今回の授業は、昨年度開催した「人材育成と企業支援を考えるシンポジウム」で東北生活文化大学の北折整家政学部長と佐藤氏が意気投合したことからコラボレーションが実現しました。授業の設計や運営については生活美術学科の鶴巻史子講師と地域協働教育推進機構が数度にわたる事前打ち合わせを行い、学生、教職員参加型の公開授業を実施しました。

授業には多くの教員の見学や参加があり、学生たちからは「素直に楽しかった。将来このような職業に魅力を感じた」「授業ではアイディアがたくさん湧いてきた。使いやすさ、どのように売るかまで考え、他人の意見をたくさん聞けて良い機会だった」等の感想がありました。また、ワークショップ当日はクリスマスということもあり、授業に仙台弁こけしが登場し、学生たちとクリスマスを祝うというサプライズもありました。

今回は美術系という学科において、事業の趣旨である「主体的な学び」「学びの設計・手法」「ディープ・アクティブラーニングを目指した講義」について試行を行い、様々な分野での応用ができることがわかりました。今後はさらに主体的な学び、ディープ・アクティブラーニングの浸透を目指し事業を推進してまいります。