10月6日(日)、仙台市青葉区のAER(アエル)5階 仙台市中小企業活性化センター 多目的ホールを会場に「地元企業魅力発信イベント2019」を開催しました。
本イベントは、宮城県内の地元企業の情報を早期に発信すると共に、企業と学生の活発な交流の促進と学生の地元への定着を目的に、地域協働教育推進機構、仙台市、宮城県が主催し、地元中小企業情報発信事業(WISE)を運営する仙台・地域人材定着推進実行委員会の協力で実施しました。
当日は、宮城県内の企業・自治体が40ブースを設置し、昨年度を大きく上回る学生、企業関係者合わせて約250名が集まりました。第1部は企業説明会として2020年4月就職に向けた採用・求職活動を行い、第2部では企業が低学年生向けに企業情報を発信し、学生は主に企業の現状と将来像、人材育成に関する質疑応答をもとに、企業の魅力を探りました。
開会にあたり、主催者を代表して2名からの挨拶があり、阿部重樹地域協働教育推進機構長(東北学院大学学長室長・経済学部教授)は、「今年度で2回目の開催となる本イベントに、日曜日にもかかわらず、多くの企業の皆様、学生の皆さんに参加いただいた。このように宮城県、仙台市、大学、企業が強く連携することで、地元企業の情報を学生が理解すると同時に、企業も学生との対話により発展できればと思う」と述べ、川名豊樹仙台市経済局産業政策部地域産業支援課長は、「地元企業の人材確保、学生の地元定着に向けて学生と企業が交流する機会を創出していきたい。限られた時間となるが参加者の皆様にとって良い機会となることを期待している」と述べました。その後、イベントがスタートし、1部、2部に分かれて、事前研修を受けた学生が企業経営者や担当者が構える企業のブースを訪問しました。
また、本機構が主催する企業向けの事前研修で各企業に事例を紹介したブース作りの成果が表れ、各企業とも工夫を凝らし、学生が立ち寄りたくなる華やいだブースの設置が多く見られました。
参加した学生からは、「自分が聞きたいことを聞けて、知りたかったことを知れるとても良い機会だった。これから、自分の将来を考える幅が広がった」「事前研修の話が本当にためになった。事前研修だけでも学んだと思えたところが本当に良かった」「事後研修で自分が行かなかった企業のことも少し知ることができたのが良かった。最初はあまり興味がなかった企業が思ったより魅力的だったので、これからも幅広く情報集めをすることが大事だと思った」等の感想があり、参加企業からは「当社を知らない学生ばかりで学生との出会いの機会として非常に貴重なものとなった」「意欲の高い学生に出会えた」「学生の生の声を聴け、今後の当社としてやるべき事を考える良い機会だった」等の感想がありました。
参加企業や「地元企業魅力発信イベント2019」の詳細については、こちらの開催告知サイトをご覧ください。