「地域の課題Ⅰ(地域企業版)」で仙台市の事例について特別講演を行いました

5月9日(水)、東北学院大学泉キャンパスで開講している「地域の課題(地域企業版)」において仙台市経済局経済企画課の杉田剛課長を講師に迎え「地域経済を取り巻く状況~仙台市の事例~」と題した特別講演を行いました。

今年度の「地域の課題Ⅰ(地域企業版)」は、1.学びの基礎、2.地域を取り巻く環境、3.事例研究、4.社会との向き合い方、5.ふりかえりの5つのステップで講義が計画されています。そのステップ2にあたる地域を取り巻く環境として、地元である仙台市、宮城県の経済環境を深く理解することを目的に講演が行われます。

今回は、現職の仙台市経済企画課長である杉田氏から、仙台市の人口、仙台市の経済・産業の現状と取り組みについて、最新の情報と具体的な事例をもとに詳しく説明が行われました。

人口の状況では、その推移・推計・傾向について、データをグラフ化した資料をもとに説明が行われ、震災後に5万人増加した人口も2020年にピークを迎え以後減少することが紹介されました。経済・産業の現状と取り組みについては、仙台市の経済の特徴・状況、最新のトピック、中小企業の活性化、東北全体の発展に向けた取り組みについて説明が行われました。

今回の講演と講演後のワークは、学生たちに地域を取り巻く環境について深く学ぶきっかけを与え、学生の事前・事後の自主学修につながる内容となりました。

次回講義では、宮城県経済商工観光部の高橋裕喜次長を講師に迎え、宮城県の事例について特別講演を行います。