平成30年度単位互換科目「地域の課題Ⅰ」を実施しました

8月20日(月)、21日(火)、22日(水)の3日間、東北学院大学土樋キャンパスホーイ記念館、学都仙台コンソーシアムサテライトキャンパス、定禅寺通界隈、せんだいメディアテークを会場に平成30年度単位互換科目「地域の課題」を実施しました。

この科目は、本事業の単位互換コア科目として設定している「地域の課題Ⅰ」を、学都仙台コンソーシアムの単位互換ネットワークを利用し、参加大学の学生に提供するものです。

授業には、COC+参加校である東北工業大学、尚絅学院大学、仙台大学、仙台白百合女子大学、東北生活文化大学、宮城学院女子大学、聖和学園短期大学、仙台高等専門学校及び学都仙台コンソーシアム加盟校の11大学・短期大学・高等専門学校の学生101名から履修申し込みがあり、85名が授業に出席しました。

学生は、3日間で15コマの講義と事前事後学習に取り組み、仙台のまちについて調査し、課題を見つけ、解決方法を見いだす学習を行いました。大学、学部、専攻分野の異なる学生同士が集まり、ゲストスピーカーとのディスカッションとフィールドワーク、デスクリサーチ、プレゼンテーションを行って、まちの魅力を探しながら、「課題発見/解決能力」を身につける学びに向き合いました。

参加者からは「人生の中で一番濃い三日間になった。考えることがわかった」「チームの人と意見が違うときに、根拠と理由を持って自分の意見を述べる力、周囲の状況を把握する力が身についた」「アイデアベースで物事を進めるのはとても危険で、絶対に揺るがない軸(視点)を決めて物事を進めていくことが重要であるという学びを得た」「現状を知り、将来像を描くことで課題となる部分を知れるということを学べた」「主にフィールドワークで、今まで知らなかった定禅寺通の様子を理解できたとともに、まちづくりや活性化の難しさを学ぶことができた」「大変だったけど、仲間と協力して達成感を味わうことができた」等の感想がありました。

また、講義履修者以外にも、宮城教育大学の学生18名がプレゼンテーションの構築実習として見学し、教職員向けには、FD/SD合同研修会のSpecialSectionとして、プログラムの開発と運用の能力を向上するための研修を並行して実施しました。

今回の単位互換科目は、本事業で設置している各部会が役割を分担して実施しました。テーマや教育内容、プログラムの設計については、教育プログラム開発部会が担当し、履修生の募集や単位互換の推進については、単位互換部会が検討及び広報活動を行いました。また、FD/SD部会では、教職員を対象とした研修実施の役割を担いました。

なお、講義の様子は、J:COMニュースから取材を受け、阿部機構長による本事業の概要紹介と履修学生のインタビューがあり、当日放映されました。

今後は、本プログラムの検証を行い、次年度に向けて準備を進めてまいります。

科目の詳細等についてはこちらをご覧ください。