COC+シンポジウム2018「新しい価値をつくる(Innovation)人材の育成を考える」を開催しました

11月29日(木)、トラストシティ カンファレンス・仙台(仙台市青葉区)にて、地域協働教育推進機構主催のCOC+シンポジウム「新しい価値をつくる(Innovation)人材の育成を考える」を開催しました。

今回のシンポジウムでは、本事業の根幹をなしている「地域高度人材」に焦点をあて、企業における人材育成戦略の実例を紹介し、本事業が考える「地域高度人材」の捉え方、指標の開発、評価及びその活用と企業における連動との可能性について深く考えました。

開会にあたり、主催者を代表し事業協働機関である宮城教育大学の村松隆学長より、「東北、宮城のこれからの未来のために、実りあるシンポジウムになればと願います」との挨拶が述べられ、続いて、文部科学省総合政策局からの祝辞が代読されました。

次に、地域協働教育推進機構の松﨑光弘上席COC+推進コーディネーターより、「みやぎ・せんだい協働教育基盤による地域高度人材の育成」事業の進捗状況について説明を行い、あらためて本事業の概要、特に「地域高度人材」指標の開発、評価、活用についての進捗、展開案について報告しました。

シンポジウムは、講演、パネルディスカッション、ふりかえりの意見交換、共有と総括の順で行われました。講演では、講師にヤフー株式会社コーポレートグループ ピープル・デベロップメント総括本部の小向洋誌氏を迎え、「ヤフー株式会社におけるイノベーション人材の育成戦略と具体的な取り組み」と題した大変興味深いお話しがありました。

パネルディスカッションは、小向洋誌氏、本事業で地域高度人材指標開発・評価部会長を務める吉田剛宮城教育大学教授がパネリストとして登壇し、松﨑光弘上席COC+推進コーディネーターの進行で「どうしたらイノベーション人材を育成できるか」をテーマに、フロアの参加者を巻き込んだ討論を行いました。

ふりかえりの意見交換では、参加者自らがワークに取り組み、「地域高度人材」について考え、グループでディスカッションを行いました。共有と総括では、フロア内でのディスカッションの結果を共有し、地域高度人材指標開発・評価部会の吉田剛部会長が総括を行いました。

最後に、本事業を代表し、事業推進責任者の阿部重樹地域協働教育推進機構長より、「本日のシンポジウムで学んだことを日常の生活で活かしていただきたい」との閉会の挨拶が行われました。

シンポジウムには、COC+参加大学の教職員、学生の他、自治体・企業、一般の参加者も含め、定員の100名を超える参加がありました。参加者からは、「大学・企業・学生それぞれの意見・考えを聞けてよかった」「育成したい側がいかに戦略的に効果的なメッセージを出すかが重要なのだと感じた」「ヤフー株式会社の人材開発・組織開発の手法について何らかの形で業務に活かしたい」等の感想があり、本事業への理解を深め、事業の推進を加速させるシンポジウムとなりました。

地域高度人材指標についてはこちらをご覧ください。

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シンポジウムの様子は東北学院大学公式ホームページでも詳しく紹介されています。