日々、着実に前進することが
目標を達成する道であると信じて。

博士前期課程1年 知能材料工学研究室 川崎 貴大

研究内容について

私が取り組んでいる研究テーマは、レアアースを含まない永久磁石材料の開発です。レアアースはの供給元は現在、特定の国に偏っており、それによってレアアースの供給リスク等の課題が指摘されています。学部4年での研究室配属後、岡田宏成先生の熱心なご指導のおかげで関心をさらに深められたこと、加えて学会賞を獲得した先輩の研究実績に刺激を受け、大学院への進学を志しました。研究のプロセスとしては、アーク溶解法により秤量した試料を一気に溶解し、炉で均質化熱処理・加工し、以降はX線回析測定や磁化測定などの特性評価を行っていきます。実験には質の高い材料の開発が不可欠ですが、一つの材料を作製し、評価するまでにはとても多くの時間を要します。研究をスムーズに進めるためには、一つのミスも許されません。いかに効率良く、質の高い物質を作製できるかを常に意識しながら、一つひとつの実験を慎重に行っています。

将来のビジョンについて

大学院での目標に掲げているのが、学会発表できるレベルの成果を上げることと、学会賞を受賞すること。そのために心がけているのが時間の使い方です。先を見据えて計画を立て、着実に実験を進めていく。時間は有限ですので、その過程では可能な限り遅延を起こさないよう努力しています。毎週ゼミの活動報告会もあるので、日々少しずつでも前進することが目標を達成する一番の近道であると信じてがんばっています。大学院ではまた、学部の4年生が後輩として加わり、彼らへの指導を通して自身の成長も実感しています。装置の使い方や実験の進め方など、学部時代に習得した知識・技術を自分の言葉で伝えていくことにやりがいと責任を感じる今日この頃です。今は研究に手一杯で、まだ具体的な将来像を描いてはいませんが、大学院生活を通して得た材料系の知見と経験を活かして、社会に貢献できるような仕事に就ければという希望を持っています。

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