この研究が、多くの人々にとって
役立つ一歩となるために。

博士前期課程2年 情報コミュニケーション研究室 伊藤 修平

研究内容について

ネットワーク型聴覚ディスプレイシステムに基づくバーチャルコンサートシステムの作成というテーマで研究を行っています。聴覚ディスプレイシステムは、両耳の刺激によって三次元音空間を提示するシステムです。ネットワーク型聴覚ディスプレイをベースに、レンダリングによってバーチャルリアリティシステムを構成します。目標としているのは、聴取者があたかもその空間にいるような感覚を与えることができるようなシステムを構築すること。マイクロソフトが開発したジェスチャーや音声認識によって操作できるKinectやヘッドマウントディスプレイなど最先端のデバイスを用いて開発を行っているので、研究過程は地道ながらも非常に刺激的です。刺激的といえば、セミナーや発表会への参加を通して同じ分野で研究を行っている仲間と交流したり、中国で実験を行ってきたことで、研究活動に対するモチベーションがさらに向上しました。

将来のビジョンについて

大学に入学してから音楽活動を開始し、楽曲制作やバンド活動にのめり込んでいくうちに、音の分野への興味が次第に大きくなっていきました。学部では情報セキュリティに関する研究を行っていましたが、音に関するコンテンツに関わりたいという思いが強く、音響通信工学を専門的に研究しておられる岩谷先生の研究室への配属を希望しました。研究の醍醐味は、やはり結果が出たときの達成感に尽きると思います。多くの場合、結果が出ずにモヤモヤした気持ちを抱えていますが、だからこそ問題が解決したときの達成感が次のステップへ進むためのエネルギーになるのでしょう。このような過程の繰り返しによって、課題に対して決してあきらめない姿勢を身につけることができました。今後は、現在研究しているこのシステムを完成させて、さらに評価を重ねていきます。そして多くの人々にとって役立つ一歩となるよう、研究と改善を続けていきたいと考えています。

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