いくつも存在する空き地を、
一人でも多くの人に愛される空間に。

博士前期課程2年  建築デザイン研究室  三浦 悠

研究内容について

学部4年生のときから街づくりを研究してきました。一口に街づくりと言っても非常に奥が深く、また知識を深めるほど楽しさも増していき、もっと視野を広げたいと考え大学院への進学を決めました。現在も櫻井先生のご指導の下、街づくりというテーマで研究に取り組んでいます。こだわっているのは、私が生まれ育った地元、石巻の街づくりです。大震災の被害を受けた地域のなかでも、石巻では毎日のように会議や催し物が行われ、「復興」から「賑わいのある街づくり」をめざし日々、変化しています。私はこの石巻の基礎データを収集しながら、いくつも存在している「空き地」の有効的な利活用法はないか模索し続けています。街をつくるということは、街に住む人々、街を訪れる人々がどう感じているのかに耳を傾け、検討しなければなりません。そのためできる限り現地に足を運び、多くの方とふれあい、お話しさせていただいています。

将来のビジョンについて

空き地のリノベーション計画を行い石巻に公園を作ったことが印象に残っています。初めての経験でたくさん悩み、今なお課題を抱えている場所です。けれど、空き地付近の住民の方は「雰囲気が明るくなった」「こんな場所がもっと増えればいいよね」と声をかけてくださり、悩んできたことが一掃されたような気持ちでした。街づくりに答えはなく、ときにそれは霧のなかを進むような行為でもあります。でも、それこそが私にとっては大きな魅力。たとえ失敗したとしても、どこがいけなかったのかを検討し、また新たな気持ちで次の事業に取り組む。本当にワクワクします。研究というのは、その繰り返しなのではないでしょうか。今後は石巻の膨大な基礎データをまとめ、事業検討時に利用できるようにしていきたいと思っています。そして空き地が一人でも多くの人に愛される空間として利用していただけるよう、研究を続けていくつもりです。

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