早期卒業制度を活用。
熱意をもって研究に挑み続けていく。

博士前期課程1年  磁性材料研究室  菅原 彩

研究内容について

ネオジウム・鉄・ボロンを主成分としたネオジウム磁石の研究に取り組んでいます。ネオジウム磁石は現在あるなかで最も強力な希土類磁石で、ハイブリッド自動車の駆動モーターやパソコンのハードディスクドライブなど、さまざまな工業製品に用いられているものです。一方で、いまだになぜ世界最強とも言われる高い特性が出るのかは分かっていません。そこで、スパッタリング装置で薄膜を作製し、さらに電子線リソグラフィという加工技術を用いて薄膜表面にさまざまな形態の微細加工を施し、ナノスケール上で内部構造をみることでその特性の解明を試みています。言葉にするとスムーズに研究が進行しているように思われるかもしれませんが、うまくいかないことの方が断然多いです。とりわけ微細加工は難易度が高く、何時間もかけた作業がムダになることも。それでも研究に情熱を注げるのは、実験が成功した際の達成感があるからに他なりません。

将来のビジョンについて

私は学部を3年半で卒業して大学院工学研究科に進学しました。この早期卒業制度があることを知ったのは高校時代です。学部に3年半在学すれば博士前期課程に進学でき、さらに大学院も1年半で修了可能と知り、その頃から現在の研究に興味を持っていた私は、この制度を活用して一日も早く社会で研究の成果を発揮したいと思ったのです。平均点数や取得単位数など早期卒業要件をクリアするのは大変でしたが、目標を達成するために計画的に勉強を続けてきたことは、大学院での研究生活にも大きなプラスになっていると感じています。学部と大学院あわせて5年での修了をめざしているので、まさに毎日が時間との勝負です。実験と検証の繰り返しのなかで成果をあげなければいけないという思いは、日に日に強くなっています。将来の目標は、材料メーカーなど専門性を活かせる企業で研究に取り組むこと。これからも熱意をもって挑み続けていきます。

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