東北学院大学

学長の部屋

探究を深め、人格を育む
東北から創造する未来

東北学院大学 学長 大西 晴樹

時代のニーズに応える
高度人材育成プログラム

「アーバン・ワンキャンパス」を掲げた五橋キャンパスの開学から、4年目に入りました。全学部が一堂に会するキャンパスがこの地に根を下ろし、街になじんできたことに喜びを感じています。

ワンキャンパスの実現によって、学部が違っても教養教育科目を一緒に受講し、同じ課外活動に参加しやすくなるなど、文理融合が一層進展しました。中でも2022年に文部科学省から認定を受けた「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(MDASH)」は、学生の関心が年々高まっています。2025年度からは全学部で上位レベル(応用基礎レベル)の認定を受け、さらに高度な人材育成のための教育プログラムを全学生対象に提供します。文系学部に在籍しながら、現代社会で必要とされるデータ活用やAIの基礎を学べることは、総合大学ならではの強みです。

知とリソースを活かし合い
地域とともに歩む

地域連携の拠点として五橋キャンパス内に「未来の扉センター」を設置しています。近隣の商店街とは、大学祭やクリスマスイベントなどを中心に日常的に連携しています。地域との交流は古くから行っており、例えば70年もの歴史を持つボランティアサークル「セツルメント会」は現在も100名以上の学生が所属し、子ども食堂など地域のさまざまな活動に参加しています。地元企業とのつながりでは、日本航空東北支社と経営学部による地方活性化の取り組み、地元紙・河北新報社と連携した学生記者活動などもあります。

「大学は地域の宝、地域は大学の宝」といわれる通り、地域と大学は、知とリソースを互いに提供しながら支え合い発展することができます。学生も教室で学ぶだけでなくどんどん地域に出ていってほしい。地域に育てられた学生は、実社会でも応用力やコミュニケーション力を発揮します。

新たな価値の創出へ
進展する文理融合

さらなる文理融合と時代に応える人材育成をめざし、2027年に「未来探究科学部デジタル構想学科(仮称)」と「教育学部教育学科(仮称)」の新設を構想しています。未来探究科学部※は、デジタル技術の活用による地域課題の解決や、地域の新たな価値創造を目的に据えます。人口減少、担い手不足、第一次産業の衰退など多くの課題を抱える東北にある総合大学として、地域への貢献をめざします。教育学部※は、現在の文学部教育学科を改組、独立させます。教職課程を現状の小学校と中・高の英語に加え、国語と理科を増設します。さらに生涯学習や社会教育といった、教員免許を取得する課程とは異なるカリキュラムも設定し、広義での教育学を掘り下げます。

社会では少子化と人口減少が進み、東北は課題先進地といわれます。しかしその渦中にあるからこそ、人は課題に向き合い、果敢に挑もうとするのではないでしょうか。本学には先人が積み上げてきた歴史と、それを継承し発展させる情熱があります。建学の精神「LIFE LIGHT LOVE」の教えのもと無限の可能性を追求し、大いに学び、ここ東北から世界へ羽ばたいてくれることを願います。

  • ※2027年4月設置構想中。
  • ※設置計画は予定であり、計画内容は変更されることがあります。