東北学院大学

工学部 機械知能工学科

特徴的な学び

機械知能工学科4年
沼田 裕次郎さん

(宮城県/仙台南高等学校出身)

理系の私は高校時代から漠然と「将来はものづくりの道に進みたい」と考えていました。ものづくりに関する幅広い知識を得られると思ったことが、本学科に進学した大きな理由の一つです。入学後、特に印象的だったのは「自分で考えたものを自分の手を動かして形にする」という授業があること。高校までのように座学中心の学びだけではなく、機械の設計図を書いたり、工場で部品を作ったりと、実践的な学びに新鮮さを感じました。また、実際の製造現場に触れることを通して、仕事のおもしろさや緊張感、安全管理の重要性などを肌身で感じることができました。卒業後は第一志望の腕時計製造会社に就職します。大学4年間で得た「自分で考え、行動する」という力を、社会でも活かしていきたいと思います。

私の研究室での学び

岡田宏成先生の下で「典型元素を含むハイエントロピー合金の作製と特性評価」をテーマに研究しています。この研究室を選んだ理由は、これまで知らなかった機械の「材料」に関して学べることに魅力を感じたからです。研究室では、特殊な装置を使ってさまざまな試料の結晶構造や特性を調べたり合成したりすることにより、物質が持つ機能の解明や、新たな性能の開発に向けて取り組んでいます。将来的には、例えば送電ロスの削減など、社会をより豊かにする技術の実現をめざすものです。4年間を振り返ると、この研究室で学んだことが私の一番の成長につながったと思います。すぐに誰かを頼るのではなく、自分で仮定を立てて行動し、失敗したら客観的に考え直してまたトライする。問題解決に向かう力を養うことができました。