東北学院大学

文学部 歴史学科

教員紹介

教員プロフィール

多賀 良寛 講師(東南アジア史)

研究テーマ

ベトナムを中心とする東南アジアの近世・近代史。また海域アジア史やアジア経済史にも関心を持っています。

研究トピック
世界史の転換期を生きる―ベトナムと19世紀世界―

前近代のベトナムは、主として中華文明の影響を受けながら、高度に発展した独自の社会を築いてきました。その後19世紀末になると、欧米勢力のアジア進出が加速するなかで、ベトナムもフランスの植民地となってしまいます。人類史的にみたとき、19世紀は交通・通信技術の飛躍的発展を背景にヒト・モノ・カネ・情報の動きが世界規模で活発化する、「グローバル化」の時代でもありました。植民地支配の進展とかつてないグローバル化を前に、ベトナムの社会がどのように変化し、人々がいかなる体験をしたのかを明らかにすることが、私の中心的な研究課題です。

最近の著作
  1. 多賀良寛「財政史よりみた19世紀後半における阮朝統治の再検討」『東洋史研究』79-1、pp. 108-143、2020年
  2. Taga Yoshihiro, “The Rise of Silver Dollars: Changing Pattern of Silver Use in Nineteenth-Century Vietnam,” Akita Shigeru, Liu Hong, Momoki Shiro (eds.), Changing Dynamics and Mechanisms of Maritime Asia in Comparative Perspectives, Singapore: Palgrave Macmillan, pp. 43-74, 2021.
  3. Taga Yoshihiro, “Vietnam’s Economic Transformation during the “Long Eighteenth Century” as Seen from Revenue Farming: With a Focus on the Nguyễn Dynasty’s Lĩnh Trưng System,” Acta Asiatica 122, pp. 33-54, 2022.