本学の大学院改革に関する記者発表会を開催しました
2025年07月25日
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東北学院大学は、地域の社会人の方々のスキルアップ及び学び直しの場を創り出すため、2026年度から大学院に新たなコース、プログラム及び給付奨学金制度を設けることとし、7月4日に記者発表会を行いました。
今回の大学院改革は、今年度既に開設した経済学研究科経済データサイエンス専攻修士課程と併せて4つのテーマと5つの施策からなり、働きながらでも学びやすいリスキリング・リカレント教育の環境をより一層充実させます。
記者発表会では、大西晴樹学長と村野井仁副学長(学務担当)兼教学組織改編推進室長が大学院改革の経緯や概要を話したほか、大学院から経営学研究科の折橋伸哉研究科長、人間情報学研究科の神林博史研究科長、経済学研究科の篠崎剛研究科長が出席し各研究科のコースやプログラムなどについて説明しました。
【大学院改革の概要】
1. 高度専門職業人養成をめざす大学院コースの設定
①経営学研究科経営学専攻に「税務・会計プロフェッションコース」、「経営者・実務家スキルアップコース」を設定
・税務・会計プロフェッションコース
税務・会計・ファイナンス分野を中心に履修し、会計や租税法に関する高度な専門知識の修得を目指します。
・経営者・実務家スキルアップコース
経営・商学・マーケティング分野を中心に履修し、マネジメント能力の強化を目指します。
②人間情報学研究科人間情報学専攻「公認心理師コース」を設定
・公認心理師の国家試験受験資格を得るために学部で必要な科目を修得し卒業した人が、大学院でさらに必要な科目を履修することで、受験資格取得をさらに後押しします。
・またこのコースの新設に伴い、心理支援の実践力を育むための環境として、地域住民の方々を対象とした心理相談室も新たに設置する予定です。
2. 大学院履修証明プログラム
③経営学研究科に「企業経営スキルアップのための履修証明プログラム」を開設
・1)大学院経営学研究科修士課程の開講科目を3科目以上履修し単位取得、2)リサーチペーパー・成果発表の審査、によりプログラム修了が認定されます。
・本プログラム修了生が所定の期間内に経営学研究科経営学専攻の修士課程に進学した場合には、履修証明プログラムで取得した単位は大学院修了のための単位として認められます。
3. 大学院社会人対象給付奨学金制度
④社会人大学院学生を対象とした給付型奨学金制度を全研究科に拡大
・2025年度に経済学研究科経済データサイエンス専攻の社会人大学院学生を対象として設けられた本制度の対象を、2026年度から全ての研究科・専攻の社会人大学院学生に拡大します。返還不要の給付型奨学金制度で、年間30万円の奨学金を最短修了年限の間受け取ることができます。
4. 経済学×データサイエンスを修得した高度専門職業人の育成
⑤経済学研究科経済データサイエンス専攻の新設(今年度設置済み)
・経済学の知識に加えて、データサイエンスのスキルを修得した高度専門職業人を育成するため、2025年4月に経済学研究科経済データサイエンス専攻修士課程を設置しました。本専攻を設置する事業は文部科学省の「デジタルと掛けるダブルメジャー大学院教育構築事業~Xプログラム~」の一つとして2022年度に選定されています。初年度は入学定員4名に対し5名の入学者があり、そのうち3名が働きながら学ぶ社会人大学院学生です。
【関連リンク】
・大学院経営学研究科
・大学院人間情報学研究科
・大学院経済学研究科
・東北の地域経済発展を担うデータサイエンス人材育成事業
・社会人学生給付奨学金