経営学部の学生が日商簿記検定一級に合格しました
2026年02月06日
2025年11月16日に行われた日商簿記検定(統一試験)において、経営学部2年生の冨士原琉さんが一級に合格しました。おめでとうございます。公認会計士や税理士などの難関資格への登竜門ともいわれる日商簿記検定一級ですが、冨士原さんがどのように受験されたのかを共有いただきました。
簿記の学習を始めたタイミング
大学入学後から
日商簿記検定三級および二級の取得時期
日商簿記三級
1年時に合格した。商業簿記Ⅰ(A)Ⅰ(B)の講義を受講し、後期のすべての講義が終了した後、1週間程度勉強し95点で合格した。
日商簿記二級
日商簿記三級合格後すぐに勉強を開始した。春休み期間に入っていたので市販の教材を使い独学で1ヶ月半勉強し、90点で合格した。
大学で受講した簿記会計関連科目(1年生前期-2年生後期)
商業簿記Ⅰ(A)・Ⅰ(B)
商業簿記Ⅲ(A)・Ⅲ(B)
工業簿記Ⅰ・Ⅱ
特別講義(原価計算A)・(原価計算B)
財務会計論Ⅰ・Ⅱ
日商簿記検定一級に挑戦したきっかけ
棚橋則子先生による「基礎演習」の影響が大きいです。基礎演習を受講する以前は、日商簿記三級の内容ですら、なぜその処理を行うのかが理解できず、会計に対して強い苦手意識を抱いていました。
そのような中、『1からの会計(第2版)¹』を用いた輪読を通じて、会計の概要を学ぶ中で、会計行為の背景にある会計理論に強い興味を持ちました。受講終了後、基礎演習で身につけた理論的な視点を踏まえて日商簿記の学習に取り組み、二級・三級に合格しました。特に、二級合格時には、さらに会計の専門的な知識を深めて、会計を使った職に就きたいと考えていたため、日商簿記一級や公認会計士を目指す転機になりました。
一方で、公認会計士試験に向けた予備校の費用は多額であり、当時はすぐに予備校に通うことに踏み切ることが難しく、公認会計士試験の基礎にもつながることとして、まず日商簿記一級を独学で目指すことにしました。一回目の第170回日商簿記一級試験は、残り約2ヶ月と限られた期間でしたが、「お試し受験」という位置づけで挑戦しました。結果は不合格となったものの、この経験を通じて自身の課題を明確にすると同時に、会計の学習に本格的に取り組む覚悟が固まり、公認会計士の予備校に通い始めました。その後は、日商簿記一級は公認会計士試験の通過点としての位置付けとし、今回の第171回日商簿記一級に挑戦しました。
¹谷武幸・桜井久勝・北川教央(編著)(2021)『1からの会計(第2版)』碩学舎
一週間のうち、簿記・会計の資格に関する勉強に充てる時間
49時間程度
大学の勉強と資格の勉強の両立について
主に資格取得の勉強を軸にしながら、大学の課題やレポートは日常のスキマ時間を活用して、できるだけ早めに終わらせるよう工夫していました。また、中間・期末試験が近づく時期には大学の勉強の比重を高め、状況に応じて資格の勉強量を調整することで、両立を図っていました。
今後のキャリアプランについて
第一に目指しているのは、公認会計士試験の短答式・論文式の合格です。また、他大学の会計大学院への進学も検討しています。
経営学部での会計教育に関する質問等は下のアドレスまでお問い合わせください。
kaikei@ml.tohoku-gakuin.ac.jp