仙台市立六郷小学校において防災教育を実施しました
2024年03月11日
2月27日、情報学部データサイエンス学科の高橋秀幸准教授と宮城学院女子大学教育学部教育学科の今野孝一教授が、仙台市立六郷小学校5年生を対象に防災教育を実施。ドローンの飛行実演とカメラ映像などを交えながら六郷小学校区の津波の様子を知ることで、大津波警報が発令された場合にどのように行動するかを考えるための学習指導を行いました。
当日は、小型ドローンの飛行を実演したほか、昨年7月に同小開校150周年記念事業で実施した「バルーンリリース」のドローン映像や業務用小型ドローンに付けたカメラ・スピーカーを使った防災・減災向け活用例などを紹介しました。また、仙台市若林区六郷地区について、ジオラマと事前にドローンで撮影した避難タワーなどの映像を活用しながら、地区の特色や自宅から海までの距離といった地形上の特徴を学びました。
その後、東日本大震災当時の六郷小学校区の津波被害を映像や写真で伝える教材を使って、津波の様子や恐ろしさ、避難施設について紹介しました。参加した児童たちは、これらを踏まえ、近くの広場や商業施設にいる時に大津波警報が発令された場合、ドローンが警報を知らせている中でどのように行動・避難するかについて自ら考え、グループごとに意見を出し合いました。
児童の皆さんは、ドローンの防災・減災への活用例などに興味や関心を持ちながら、六郷小学校区の地震津波を自分事として捉えて熱心に授業に参加してくれました。また、大津波警報が発生した際に、命を守るための避難行動を自ら考える重要性について理解を深めていました。
小型ドローンの飛行実演の様子 | ドローンによる六郷小学校上空の映像 | ドローンで撮影した避難タワーの映像教材 |
ジオラマ教材を活用したグループディスカッション | 六郷地区のハザードマップの確認 |