東北学院大学

新着情報

多賀城市と共催で市民フォーラムが開催されました

2011年12月15日

12月10日、多賀城キャンパス工学総合研究所にて市民フォーラム「-東日本大震災からの復興と安全なまちづくりのために-」が、多賀城市と本学との共催で開催されました。

IMG_0315.JPG

 星宮望学長と菊地多賀城市長のあいさつに続き、本学環境建設工学科の河野幸夫教授による基調講演があり、「貞観の大津波と平成の大津波そして今後発生する災害についての提言」と題して、独自に行った津波波源域の潜水調査の様子や貞観の大津波を歴史的教訓として、これからの街づくりに活かしていく施策についての講演がありました。
 続く一般講演では本学環境建設工学科の石橋良信教授より「断水の長期化と将来対策」、本学環境建設工学科山口 晶准教授より「地盤被害が生活に与えた影響と被害軽減に対する提言」、多賀城市市長公室の鈴木学震災復興推進局長より「多賀城市の目指す震災復興について」と題した講演が行われ、上下水道、コンクリート建造物、橋梁、津波等の被害調査から、今回のフォーラムの趣旨である「工学的見地から災害に強いまちづくり」に向けた力強い提言がありました。

河野教授IMG_0322.JPG
環境建設工学科 河野幸夫教授
石橋教授IMG_0328.JPG
環境建設工学科 石橋良信教授
山口准教授IMG_0330.JPG
環境建設工学科 山口 晶准教授
鈴木局長IMG_0334.JPG
多賀城市市長公室 
鈴木学震災復興推進局長


 その後の公開討論では今後について、活発な意見交換がなされ、復興についての意識の高さの必要性を実感する実りある市民フォーラムとなりました。なお、今回のフォーラムの内容をまとめた概要集が発行される予定となっています。

IMG_0336.JPG
公開討論の様子



 
>>工学総合研究所のページはこちら