東北学院大学

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大阪府警の寺本将司氏を招いて、被災地石巻市の少年少女を中心とした剣道教室を開催

2012年01月17日

 1月14日、泉キャンパス体育館アリーナには、少年少女剣士たちの鋭い気合いがこだましました。
この日、大阪府警の剣道特練員24名が泉キャンパスを訪れ、東日本大震災で甚大な被害を被った石巻市の少年少女を含む約100名の子どもたちを招いて剣道教室が開催されました。これは東北学院大学剣道部が主催し、大阪府警機動隊の協力により実現したものです。
 今年一番の冷え込みだった早朝、8時30分に集合した100名ほどの子どもたちと保護者、大阪府警の24名と宮城刑務所の2名の指導者と、教室の運営をサポートする学院大学剣道部員総勢200名が集まりました。
 本学剣道部新村浩志監督の進行のもとで、はじめに指導の先生方の普段の練習の様子を見せてもらったあと、1時間ほどは子どもたち一人ひとりに順番に指導していくという流れでした。アリーナの床は冷 え込みで足がしびれるほどの冷たさでしたが、そこは豆剣士たちも普段の練習よりも気合いの入った稽古に次第に熱気を帯びてきました。それもそのはずで、指 導に当たった大阪府警の方たちは、世界剣道選手権大会や国内の大会で優勝している人たちばかりで、特に、全日本剣道選手権並びに世界剣道選手権で個人優勝された寺本将司さんは、 日本剣道会のホープであり、プロ野球界でいえば、イチロー選手、松井秀喜選手のようなヒーローです。こうした先生たちに直接指導してもらえる機会に、子どもたちも目を輝か せ、一生懸命に取り組んでいました。
 本学剣道部の学生たちは、会場準備や進行の補助、子どもたちの防具の装着を手伝ってあげるなど常に子どもたちの安全に気を配り、無事にサポートを終えました。
 全体的に緊張感と熱気があふれ、大変盛り上がった剣道教室でした。

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指導に当たった大阪府警剣道特練員と宮城刑務所の皆さん

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指導のあとは一人ずつの対戦が

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東北学院剣道部は子どもたちの支度のお手伝い

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練習の後は憧れの寺本将司氏を囲んでのスナップ       参加者全員の集合写真