東北学院大学

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東北学院サテライトステーションで、被災地に「三浦綾子の本を送る活動」のオープン配布

2012年05月10日

 5月9日・10日の両日、東北学院サテライトステーションで、被災地に「三浦綾子の本を送る活動」のオープン配布が行われました。
 昨年9月から今年2月末まで取り組まれた、被災地に「三浦綾子の本を送る活動」の一環で、全国各地から、本の寄贈と募金が寄せられ、本は13,000冊、募金は120万円に達しました。「本当は大切本なので手放したくなかった。しかし今こそ被災地の人のためにこの本が生きるのであれば、役立たせてください」など、送る人のメッセージがほとんどの本につけられており、苦難をテーマに描いた三浦文学に勇気を与えられた読者が、被災地で心の被害に悩んでいる人たちと「心の絆」を持とうという気持ちが強く込められています。
 「本を送る活動実行委員会」の松本さんによると、全国から約8,400冊、三浦さんの94作品の著書がすべて集まったそうです。来場者は、三浦綾子さんの著作、小説やエッセイ、自伝、ことば集などの単行本、文庫本を一冊ずつ受けとっており、中にはチャリティで寄付したいという申し出をする方もいました。
 5月9日・10日の2日間、一日350冊、合計700冊の本が、訪れた市民に無事に手渡されました。

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新聞社の取材を受ける「被災地に三浦綾子の本を送る活動」実行委員会副代表の松本道男さん(三浦綾子記念文化財団・専務理事)

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たくさんの市民が入れ替わりで三浦作品を受け取りました