東北学院大学

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9.11記録映画「REBIRTH」の上映会&監督トークショー 開催される

2012年10月30日

 2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ。この出来事によって亡くなられた方の遺族や奇跡的に助かった生存者らのその後に迫った記録映画「REBIRTH(リバース・再生)」の「上映会と監督トークショー」が、10月20日、押川記念ホールで開催。当日は、開場時間前から多数の地域住民や学生らが訪れる盛況ぶりでした。
 日本初上映となったこの映画では、登場人物にインタビュー撮影を行った2002年から2009年の7年という歳月の中で、時間の経過がもたらす心境の変化や生活環境の変化、大切な人を失った喪失感、心に深く刻まれた傷などから立ち上がっていく姿が描かれています。訪れた観客の皆さんは5人の登場人物の7年間に及ぶ時間の中で再生されていくさまざまな境遇に心を打たれた様子でした。
 上映後の監督トークショーでは、東日本大震災の被災者71名の自筆による克明な記録集「3.11慟哭の記録」の出版を手掛けた本学教養学部地域構想学科の金菱清准教授が司会を務めました。監督のジム・ウィテカー氏が「“REBIRTH”は日本の皆さんにぜひ見ていただきたかった作品です。9.11後、希望という言葉を口に出せる状態ではありませんでしたが、登場人物たちを撮影していくうちに私自身も彼らと同じように変わっていったと思います。この映画を通して、皆さんにわずかでも希望をもっていただきたい。辛いときはそばにいる家族や友人など、あきらめずに頼ってください」と力強いコメントを届けてくれました。
 また、映画を見た方々からは「9.11と3.11に共通するのは想像を絶する苦しみや悲しみだと思います。監督が何度もおっしゃっていた希望を抱いて、前に進まないといけないと考えさせられた映画だったと思います」と感想を述べてくれました。

 なお、「REBIRTH」のDVDは2013年10月までのあいだ、地域・団体などでの無料上映会開催用に限り、貸し出しが可能です。東北地方での上映をご希望の方は、下記までお問い合わせください。  

在札幌米国総領事館広報文化交流部
Email:SACProgram@state.gov
TEL:011-641-1115 (音声案内に従って“0”を選択)

 ぜひ、一人でも多くの方にご覧いただきたいと思います。



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