東北学院大学

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経営学部・村山貴俊ゼミ 「赤毛のアン 遺児支援プロジェクト」チャリティー・イベント開催のお知らせ

2013年02月07日

  東日本大震災から約2年-
  被災地・宮城で暮らす学生でありながら、これまで被災者に対して何も出来ずにいました。そのような折り、ゼミでのフィールドワークを通じて、「赤毛のアン募金」の取り組みを知りました。赤毛のアンは、決して恵まれた境遇にありませんでしたが、周りの人達への感謝を忘れず、常に前向きに生きようとしました。そのアンの生き方に共感し、我われも、今こうして大学で学んでいられることに感謝しつつ、被災地のために何かをしたいと思いました。そして、経営学部・村山貴俊ゼミの卒業研究として「赤毛のアン 遺児支援プロジェクト」チャリティー・イベントを企画・実行することにしました。

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  仙台の「一般財団法人・学習能力開発財団」と共同研究を重ねるなかで、同財団が震災後に手掛けた被災地の遺児への学習支援の取り組みに対して東京の「赤毛のアン募金」が、資金を寄付したことを知りました。そのお話をお伺いし、そうした活動を仙台でも展開できたらと考えました。具体的には、後掲のチラシにあるように「赤毛のアン記念館・村岡花子文庫」の村岡美枝様、村岡恵理様を東京からお招きし講演会「赤毛のアンから学ぶ 前向きな生き方」を開催し、さらにカナダの赤毛のアン協会の許可を得て「赤毛のアン オリジナル文具」を作成・販売することにしました。オリジナル文具を販売した利益(オリジナルグッズの売上げから企画・製作費用を除いたもの)を、被災地の遺児の学習支援に充てることにしました。 

  本イベントを開催するにあたり、企画立案、チラシやポスターの作成、オリジナルグッズのデザインと発注、村岡様との予定調整、カナダからの版権認可などを、ゼミ生全員で約1年かけて準備してきました。特に苦労したのが、版権使用の承諾を得るためのカナダ側との折衝でした。英語での書類作成など、試行錯誤のうえ、最終的に版権使用の許可をとることができました。我われのゼミは国際経営論がメイン・テーマでしたが、まさにそれを実践できたのではないかと考えています。もちろん、学習能力開発財団の関係者および赤毛のアン記念館の村岡様のご協力がなければ本イベントは実現できませんでした。皆様のご協力とご指導に対して、心より感謝申し上げます。

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  開催日時や申し込み方法は、後掲のチラシをご参照ください。学生が地域企業と協力して実施するチャリティー・イベントです。ご支援をいただければ幸いです。
  なお、チャリティー・グッズの赤毛のアンの文房具については、学習能力開発財団事務局でも販売しております。購入希望の方は学習能力開発財団までお問い合わせください。

                                                                 (文責:村山貴俊ゼミ学生一同)

  Anne of Green Gables, 赤毛のアン and other indicia of Anne are trade marks of the Anne of Green Gables Licensing Authority Inc.

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