東北学院大学

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震災の記憶を忘れない 被災した宮城県亘理町の沿岸部で熱気球フェスティバルを開催!

2013年10月04日

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 本学経営学部4年生の永沢舞さんが実行委員を務める、わたりグリーンベルトプロジェクト(以下、わたりGBP)が、10月19日(土)・20日(日)の両日、熱気球フェスティバルを開催します。これは永沢さんたち実行委員の、「亘理町の大空から熱気球に乗って、被災した私たちの町の今と未来を見つめ直したい!」という強い想いが実現したものです。
 永沢さんは宮城県亘理町在住で、2年半前、東日本震災を経験し津波で友人を亡くしました。その後、町民たちが自ら開くワークショップに参加し、自分の住むこの沿岸部の復興構想を本気で考えるようになったそうです。取り組んだGBPの活動の中で、昨年「沿岸部の現状を見つめ直したい」という思いから熱気球を上げました。その光景の素晴らしさが忘れられず、今年もやろうと決まったのが5月のこと。地元の子どもたちにも見せてあげたい、空から町をみつめることで、ふだん見ることのできない視点で町を眺め、この町で何が起き、何を失ったのか、今何が必要なのかをもう一度考えてみよう…。この町に住む子どもから大人まで、年に一度ふるさとの未来を考える機会をつくろうという想いが実った「熱気球フェスティバル」です。
 今年は副事務局長を務める永沢さんと昨年の実行委員だったスタッフは、ふるさとの人々が未来に向かって歩み始めるためにも、このフェスティバルを成功させようと、最後の準備に追われています。
 熱気球フェスティバルの当日は、土樋キャンパスの「六軒丁祭」と重なるため、大学の友人たちの手伝いは頼みにくいという永沢さん。でも、スタッフとしてだけではなく、亘理の復興を支えてくれる多くの人々の参加を呼びかけています。

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【当日のプログラム(予定)】
●10月19日(土)
07:00 ~ 09:00 熱気球体験搭乗
09:30 ~ 12:00 野菜収穫祭
17:00 ~ 18:00 ナイトバルーンイリュージョン
●10月20日(日)
07:00 ~ 09:00 熱気球体験搭乗

詳しい当日プログラム、および支援メニューは、こちらから
READY FOR? (外部サイト)

9月21日の河北新報には、この永沢さんのプロジェクトの記事が掲載されました。

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