東北学院大学

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いとうせいこう氏、『想像ラジオ』 について 初の公開インタビュー&サイン会 東北の読者と語り合う

2013年10月07日

 東日本大震災から2年を経た2013年3月に、河出書房新社より刊行されたいとうせいこうさんの小説『想像ラジオ』。著者16年ぶりの作品となる、「3・11」をテーマとした本作は大きな話題となり、現在11万部を突破するベストセラーとなっています。また、この夏には三島由紀夫賞候補、芥川賞候補ともなり、文学シーンにも大きな反響を呼んでいます。

 しかしこれだけ話題になったにもかかわらず、いとうさんはマスコミの取材やインタビュー等で、本作品について直接語ることはこれまで一切ありませんでした。そこで、この度本学が主催となり、地元書店組合・仙台文学館・ラジオ局・出版社、発行元の河出書房新社など各方面の協力を得て、公開インタビュー&サイン会を開催することに致しましたのでお知らせ申し上げます。

 東日本大震災から2年7か月が過ぎようとしていますが、被災地ではまだまだ多くの傷跡が残り、種々問題も抱えている状況です。3・11をテーマとした『想像ラジオ』を被災地に住む私たちが、どう読んだのか、あるいはどう読むべきなのか? また、沈黙が続く中で、いとうさんはどんな思いでこの作品を執筆したのか? この作品をなぜ書かなければならなかったのか?  
 私たちは被災者という当事者の立場から、いとうさんと語り合いたい、そして失われた多くの命と共に生きていくために、これからの東北の未来を考えたいと思っております。

いとうせいこう 公開インタビュー & サイン会
『想像ラジオ』〜 今、文学だからできること

■日時 :11月2日(土)15:00開場

 第1部 公開インタビュー :16:00~ 
 ◎いとうせいこうさんへのインタビュー 《司会進行:土方正志(荒蝦夷)・川元茂(プレスアート)》
 ◎『想像ラジオ』抜粋朗読 《朗読:石垣のりこ(エフエム仙台アナウンサー)》
 ◎中学校・高等学校教諭、図書館司書、大学生、高校生、介護施設職員、書店員など
  東北に在住の方・お勤めの方とのトーク・セッション

 第2部 著者サイン会 :18:00~
 ◎対象書籍『想像ラジオ』※既にご購入の方はご持参ください。また当日会場でも販売しております。

■会場:東北学院大学 土樋キャンパス841教室 [仙台市青葉区土樋一丁目3−1]

■定員:250名
■参加費:無料
■申込はこちら

■申込期間:2013年10月7日(月)〜10月25日(金) 先着順・定員に達し次第締切り
 問合せ:TEL03-3404-1201

  主催/東北学院大学 地域共生推進機構 共催/宮城県書店商業組合、仙台文学館
  協力/宮城県学校図書館協議会、河出書房新社 企画/荒蝦夷、プレスアート

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いとうせいこう   1961年東京都生まれ
作家、クリエイター。早稲田大学法学部卒業後、出版社の編集を経て、音楽や舞台、テレビなどの分野でも活躍。1988年、小説『ノーライフキング』でデビュー。1999年、『ボタニカル・ライフ』で第15回講談社エッセイ賞受賞。他の著書に『ワールズ・エンド・ガーデン』、『ゴドーは待たれながら』(戯曲)、『文芸漫談』(奥泉光との共著、後に文庫化にあたり『小説の聖典』と改題)、『Back 2 Back』(佐々木中との共著)などがある。

このリリースに関するお問い合わせ先
 仙台公開インタビュー事務局
 (株)河出書房新社 企画広報課内
 担当 岡垣・山口
 TEL.03-3404-0337 FAX.03-3404-6167