2013年12月06日

　NPO法人でのインターンシップの中で、仮設住宅に住む児童への学習支援プロジェクトに積極的に取り組んだ法学部法律学科3年 佐藤捺美さんの功績に対し、12月5日松本学長より表彰状が授与されました。

　佐藤さんは、本学二年次であった2012年夏に、自らの内向的な性格を変えたいという思いから、インターンシップに参加することを決意しました。当初は児童の学習意欲をうまく引き出すことができず、手作りの学習教材を何度も手直ししたそうです。しかし反復学習を続ける中で、児童個々の得意不得意に合わせて教材をアレンジしていくと、それまで”やらされている”という意識だった児童たちが自らの問題として学習に取り組むようになり、高校受験を控えた当時中学3年生の受験勉強の中に、学習のサイクルを生み出すことができました。
　それまで、人と関わることを苦手としていた佐藤さんも、NPO関係者やインターンシップ仲間、児童達との交流の中で数々の言葉・姿勢・行動に心動かされ、その意義を実感することができました。インターンシップ期間中の日記に書き留められたそれらの経験は、｢人と関わる仕事｣を目指して就職活動に取り組み始めた佐藤さんにとって、大きな財産となっています。

　10月19日、20日に横浜で開催された｢地域仕事づくりコーディネーターサミット2013｣において、佐藤さんはこの学習支援プロジェクトのプレゼンテーションに参加、見事｢地域若者チャレンジ大賞2013｣審査員特別賞を受賞しました。11月6日に行われた仙台市の奥山市長への受賞報告の様子は、河北新報（11月18日朝刊、17面みやぎ）に掲載されました。

　佐藤さんからは、｢ぜひ1、2年次のうちに長期のインターンシップに挑戦し、失敗・挫折を乗り越えて成果を上げるという経験を得て下さい｣と、後輩に向けてのエールをいただきました。

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