1月25日開催 東北学院大学主催 第4回・フォーラム「仙台湾/海岸エコトーンの復興を考える」のご案内
2014年01月15日
東北学院大学教養学部地域構想学科教員グループは、2011年4月以降、東京情報大学や地元研究者・専門家と協働しながら、仙台市南蒲生の被災地で調査を進めています。その結果を広く公開し、調査活動の評価、さらには復興支援に向けた今後の活動のあり方を議論するフォーラムを、これまで3回にわたって開催しています。この度、第4回となるフォーラム「仙台湾/海岸エコトーンの復興を考える」を、東北学院大学・東京情報大学とともに開催することになりました。
東日本大震災から1000日あまり……ふるさとの浜辺・仙台湾岸では、野生動植物や生息環境がよみがえり、クロマツが次々と芽生え、そして干潟や潟湖、砂丘、海岸林のそれぞれに、「そこにしかない生態系」が戻り始めています。急ピッチで、広域的に進む海岸防災林の盛り土、農地整備、防潮堤・堰堤工事、さらには次に続く海岸公園や嵩上げ道路、まちづくりといった大規模工事とのかかわりの中で、「ふるさとの自然や景観の核心を構成する、多様な生きもの・生育環境・生態系」は、私たちの希望である「未来世代」へと受け継がれてゆくのでしょうか?
このフォーラムでは、仙台湾岸南部で自然環境の調査・保全活動を継続してきた方々から、現場に軸足を置いた報告をいただき、そして市民・行政・企業・専門家の垣根を越えて、情報・想い・意見を分かちあいます。
これまでの取り組みを検証し、市民・市民団体・行政の皆さんとの協働のあり方を議論すべく、下記の要領で開催いたしますので、皆さまぜひご参加ください。事前申込不要、どなたでもご参加が可能です。
<第2回の様子> | ||||
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国際会議 | 地域会議 | サテライト会議 |
―「ふるさとの浜辺復興、こうしたい」を分かち合う―
仙台湾/海岸エコトーンの復興を考える 第4回・フォーラム
開催日時: 2014年1月25日(土)、13:00~16:30(開場12:30)
開催場所: 東北学院大学土樋キャンパス 8号館5階・押川記念ホール
※駐車場はございませんので公共交通機関をご利用ください。
【参加無料、事前申し込み不要】
サイトURL: https://sites.google.com/site/ecotonesendai/
プログラム:
1. 開催趣旨説明
平吹喜彦(東北学院大学)
2. 基調講演
鈴木孝男(東北大学大学院生命科学研究科)
仙台湾南部海岸の自然環境特性と大震災後の変遷
3. 話題提供
(1) 鳥の目からみた地域の復興と景観再生の課題
原慶太郎・趙 憶・富田瑞樹(東京情報大学)・
平泉秀樹(ラムサールネットワーク日本)・平吹喜彦(東北学院大学)
(2) 自然環境と災害復旧工事の1000日
中嶋順一(仙台湾の水鳥を守る会)
(3) 砂丘生態系の復元にむけて -砂浜植物の増殖と導入-
鈴木 玲(手稲さと川探検隊・雪印種苗)・
佐藤 修・大塚隆久(緑を守り育てる宮城県連絡会議)
(4) 低頻度・大規模攪乱後の海岸林モニタリングから見えてきたこと
富田瑞樹(東京情報大学)・南蒲生/砂浜海岸エコトーンモニタリングネットワーク
(5) 今こそ、行政・市民協働による「ふるさとの浜辺復興」を
平吹喜彦(東北学院大学)
4. 討論・総括
モデレーター:熊谷佳二(蒲生を守る会)・原慶太郎(東京情報大学)
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第3回フォーラム | 平吹教授への海外メディア取材 |
本フォーラムは、平成25年度震災に関わる学長研究助成金(東北学院大学)、私立大学戦略的研究基盤形成支援事業S1103002、JSPS科研費24510332・24810024・25830153の支援を受けて実施するものです。
主 催: 「フォーラム 仙台湾/海岸エコトーンの復興を考える」 実行委員会,東北学院大学、東京情報大学
後 援: 南蒲生/砂浜海岸エコトーンモニタリングネットワーク、蒲生を守る会、日本雁を保護する会、仙台湾の水鳥を守る会、宮城昆虫地理研究会、宮城植物の会、緑を守り育てる宮城県連絡会議、日本自然保護協会、日本景観生態学会、自然環境復元学会、東北学院大学災害ボランティアステーション
連絡先:平吹喜彦 022-773-3706、富田瑞樹 043-236-1290