国交省との連携による工学部環境建設工学科の学外授業
2014年07月28日
東北学院大学は長年にわたり、工学部を中心に、国土交通省東北地方整備局と個別的な連携を行ってきました。しかし、近年、インフラの老朽化や、それに携わる人材の不足が叫ばれるようになって来ています。本学は国土交通省東北整備局との間で、これまでの連携を集約し、インフラ等に関する教育・研究や人材育成について、より総合的に対応するための協定を締結することとし、平成26年1月28日に土樋キャンパスで調印式を行いました。
この協定を受け、環境建設工学科の授業の一環として、多賀城市にある東北地方整備局東北技術事務所の体験型土木構造実習施設で学外授業を実施しました。約90名の学生は、コンクリートの強度を超音波で測定する技術やコンクリートの組成についての解説を受ける班、橋脚と杭打ち工法の途中工程を再現した工事現場の比較を見学・解説を受ける班、耐震強化の工法の違いを見学する班と3班に分かれ各コースを入れ替わりで体験する、有意義な180分の学外授業でした。
担当の加納実非常勤講師は、前期最後の学外授業に熱心に聞き入る学生たちが実物を見、工事の過程を理解することで設計・施工の大事さを体感してほしいと語っていました。
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