大学博物館による企画展を飯坂温泉で巡回開催
2014年11月11日
今年度前期に大学博物館にて開催した企画展「飯坂温泉―絵葉と地図でさぐる戦前のすがた―」(7/26~9/25)の巡回展が、飯坂温泉(福島市)の豪商の館「旧堀切邸」を会場に開催されました。
展示は、秋の行楽シーズンで賑わう11月8日(土)~9日(日)、「旧堀切邸」敷地内に残る歴史的な建造物である「十間蔵」で開催し、戦前の絵はがき約40枚でありし日の町並みの風景を楽しんでもらいました。
11月8日には、堀切邸主屋を会場に講演会が行われ、地元の方々や学生など42名が参加しました。本学歴史学科加藤幸治准教授による「静かなブーム! “絵はがき地元学”」と題した話題提供ののち、飯坂絵はがきプロジェクト代表の蒲倉綾子さん(2012年度歴史学科卒業生)が「大正昭和の人々が見ていた飯坂の風景」と題する講演をしました。
イベントはそのまま会場を隣接する「十間蔵」に移し、地元旅館の若旦那と民謡の歌い手によるユニット「飯坂だ♨べしたーずwith木綿子」が、福島や飯坂ならではの楽曲を披露しました。最後に、戦前の絵はがきと現代の風景を見比べながら、一時代前のおもかげを訪ねる「飯坂えはがき散歩(町並みウォーク)」で、秋の飯坂を散策しました。
飯坂絵はがきプロジェクトによる次回の展示は、地元の老舗温泉旅館を会場に来年度2月に予定されています。