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本学工学部環境建設工学科 櫻井研究室の大学院生・卒研生チームが、日本建築構造技術者協会東北支部主催「構造デザインコンテスト」で最優秀賞ならびに最多得票賞をダブル受賞しました

2018年07月09日

 一般社団法人日本建築構造技術者協会東北支部主催の「第5回構造デザインコンテスト」で、本学工学部環境建設工学科 櫻井研究室に所属する大学院生の門脇悠さん、4年生の鈴木葵さんほか7名が、最優秀賞(学生の部)ならびに会場の聴衆が選ぶ最多得票賞をダブル受賞しました。180709-1_1.jpg

 この設計コンテストは、建築構造とデザインを融合させる優れた提案を求めるもので、今回のテーマは「都市公園にある展望タワー」でした。「実務者の部」から5作品、「学生の部」から10作品の応募があり、7月7日に本学土樋キャンパス ホーイ記念館ホールでプレゼンテーションと審査会が実施されました。

 櫻井研究室チームの作品は、石巻市南浜地区に計画されている震災復興祈念公園内に、震災に対する鎮魂の想いを込めた透明度の高い展望タワーをデザインしたものです。その材料として、三陸沿岸地域で廃棄されているホヤ殻と解体木材から生成される新素材「ホヤウッド」を考案し、それらをワイヤーでつないだテンセグリティという特殊な美しい構造でタワーを実現しようとしています。当日の審査会では発想力・技術力・表現力の全ての項目で他の作品を圧倒し、審査員から高い評価を得て堂々の最優秀賞に輝きました。また、会場で聴講している聴衆が投票して選ぶ「最多得票賞」においても、実務者のチームを抜いて1位となりました。

 日本を代表する建築構造家など審査員からは、「発想を形にする構想力がすばらしい」「今後社会に出てからの活躍を期待したい」といった称賛のコメントがありました。

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【作品名】 ホヤグラ -ホヤウッドによるテンセグリティ構造- 作品パネル(PDF 1.56MB)
【制作者】 環境建設工学科 櫻井研究室チーム
       工学研究科環境建設工学専攻 門脇悠(M2)
       工学部環境建設工学科4年 鈴木葵、淺井郁明、當麻怜央、高野仁美、高橋悠太、矢吹聡也、横山武斗、横山遼 (計9名)