【ヨーロッパ文化総合研究所公開講演会】20世紀前半のヨーロッパ統合-中欧からヨーロッパへの道(12/1開催)
2018年11月13日
20世紀前半のヨーロッパ統合-中欧からヨーロッパへの道
ヨーロッパ文化総合研究所公開講演会
申込不要 | 無 料 | 土 樋 |
■日時:平成30年12月1日(土) 15:00~17:00
■会場:土樋キャンパス 6号館2階 621教室
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近年EUはイギリス脱退や移民流入のような重大な問題に直面しており、ヨーロッパは統合の深化か後退かの岐路に立たされているように見えます。ヨーロッパの地域統合の取り組みを改めて歴史的に振り返ってみると、EUの源流である欧州共同体(EC)や欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)より以前に、ヨーロッパ統合の実現に向けて活動する人々がいたことが分かります。ただし、彼らの描いていたヨーロッパ統合とその道程は、後のヨーロッパ統合とは同じではありませんでした。この講演では、二度の世界大戦に揺れた20世紀前半におけるヨーロッパ統合の試みに焦点を当てて、その可能性と問題性を考えたいと思います。
講師氏名・所属名
第一報告
・「世紀転換期ドイツ・オーストリアにおける「中欧」」
杵淵 文夫(きねふち ふみお) 本学文学部准教授
【講師略歴】
1980年多賀城市生まれ。東北大学文学部人文学科卒業。2012年東北大学大学院文学研究科後期3年の課程修了。博士(文学)取得。京都大学大学院経済学研究科特任研究員を経て、2015年より東北学院大学文学部専任講師。専門は近代ドイツ史・オーストリア史。最近の業績として『西洋近代における分権的統合』東北大学出版会、2013年(共著)、「世紀転換期における中欧経済圏構想の思想的背景」『ヨーロッパ 文化史研究』第18号、2017年など。
第二報告
・「ドイツ現代史における「中欧」と「ヨーロッパ」」
北村 厚(きたむら あつし) 神戸学院大学人文学部准教授
【講師略歴】
1975年福岡市生まれ。熊本大学文学部史学科卒業。2004年九州大学大学院法学府博士後期課程単位取得退学。博士(法学)取得。九州大学大学院法学研究院講師、法政大学法学部兼任講師、東京成徳大学高等学校専任講師等を経て、2017年より神戸学院大学人文学部准教授に就任。著書に『教養のグローバル・ヒストリー』(ミネルヴァ書房、2018年)、『ヴァイマル共和国のヨーロッパ統合構想』(同、2014年)、共訳書にジェフリー・ハーフ著『ナチのプロパガンダとアラブ世界』(岩波書店、2013 年)がある。
対象:どなたでも受講できます
講演会参加について
・申込不要(直接会場にお越しください)
主催:東北学院大学ヨーロッパ文化総合研究所
協賛:東北学院大学研究ブランディング事業
「東北における神学・人文学の研究拠点の整備事業」
問い合わせ先:
東北学院大学ヨーロッパ文化総合研究所
TEL.022-264-6379 E-mail. europe@mail.tohoku-gakuin.ac.jp