東北学院大学

新着情報

仙台三大学のE.S.S.サークル「ヘレン・ケラー」の英語劇上演 ~廃部の危機に瀕してもE.S.S.部員は諦めない~

2019年03月26日

 東北大学、東北学院大学、宮城学院女子大学の三大学が集い、3月29日、仙台市福祉プラザで「ヘレン・ケラー」の英語劇を開催します。
 近年、多くのサークルが衰退しています。SNSでアイデンティティを獲得できる、お金がかかる、時間がかかる、自分の将来に関係がない(と思っている)。このような理由からサークル活動に参加する人数が減っているのです。
 東北大学、東北学院大学、宮城学院女子大学のE.S.S.部・サークルもその例外ではなく、部員数は減少の一途をたどり、廃部の危機に瀕しています。
 今回のヘレン・ケラー英語劇で東北学院大学教養学部の下館和巳(しもだて かずみ)教授からヘレン(幼少期)役をオファーされた羽山菫さん(教養学部言語文化学科1年)は、「60年の伝統を持つE.S.S.部をこのまま消滅させてはならないと考え、下館教授と同大部員でディレクターの佐藤恵一さん(教養学部情報科学科3年)のもと、残されたE.S.S.部員でこの時代の流れに抗うことを決意したそうです。そこで、毎年行っている英語劇を今年は特に力を入れて開催することとなりました。劇の題材は、部員の一人で全盲の小椋汐里さん(文学部英文学科2年:ヘレン成人期役)の一声で決まったそうです。私は部外者という立場ですが、練習を重ねるうちにE.S.S.が好きになり、このまま消滅させてはいけないと思うようになりました」と言います。
 開演までの準備から練習、リハーサルと仲間同士のコミュニケーションを通し、かけがえのない体験を重ねてきたE.S.S.部・サークルの復活をかけた集大成ともいえる舞台を、ぜひご覧ください。

190326-1_1.jpg

英語劇「Helen's Story」
〇日時:2019年3月29日(金) 開演 14:00(開場 13:30)
〇場所:仙台市福祉プラザ2階 ふれあいホール
〇入場無料
※日本語字幕付き

【問合せ先】
TEL:090(1147)4819
担当者:上田 慎太朗(E.S.S.部 広報担当)
E-mail:shintaro.ueda.s3@dc.tohoku.ac.jp

190326-1_2.jpg