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第3回仙台短編文学賞公募開始を審査委員、柳美里氏が記者発表

2019年07月22日

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 2017年に最初の公募が行われた仙台短編文学賞は、東北の地から文学の発信を目指そうと始まった地域文学賞で、この度第3回仙台短編文学賞の公募がスタートし、今年度選考委員を務める芥川賞作家であり現在福島県南相馬市在住の柳美里氏が、本学土樋キャンパスで記者発表を行いました。
 7月12日、当日夜に開催される「震災と文学」のために東北学院大学を訪れた柳さんは、夕方4時、会場となるホーイ記念館ホールで同賞実行委員会代表の「荒蝦夷」土方正志代表と、事務局「プレスアート」の川元茂事務局長とともに記者発表に臨みました。
 柳さんは「仙台・宮城・東北に何らかの関連がある作品」という漠然とした応募要項の言葉に魅力を感じたといい、「想像が無限に広がる」と、第3回の応募作品に期待を込めました。
 柳さんは「小説はどこにいても書けるし、海外からの応募も東北に関連がある作品であれば対象となる」という点を強調し、土方代表は「日本語の作品であれば外国からの応募でも大丈夫」と語りました。実際に過去2回海外からの応募があったといいます。

 第3回仙台短編文学賞の締め切りは11月15日(当日消印有効)。400字詰め原稿用紙25~35枚程度で、事務局あてに郵送かメールで応募する。大賞は月刊誌「小説すばる」(集英社)に掲載、河北新報紙面や「仙台闊歩 kappo」(プレスアート)、「震災学」(荒蝦夷編集・東北学院大学発行)などに掲載される予定。
 柳さんは「この1ヵ月で35枚書き、夏の終わりまで温めた後見直し、それからじっくり推敲して11月、十分締め切りまで1本書き上げられますよ」とまだ見ぬ作家たちにエールを贈りました。

 応募要項など詳細はこちら(クリックしてPDF表示(2.20MB))