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本学経済学科大塚ゼミの学生が、みずほ学術振興財団「第61回懸賞論文」で入選しました

2020年04月14日

 本学経済学部経済学科3年(大塚ゼミ所属)の石川仁海さんと渡辺彩菜さんを代表執筆者とする論文(応募論題:日本の経済)が、公益財団法人みずほ学術振興財団「第61回懸賞論文」経済・学生の部で3等に入選しました。

 この論文では、同ゼミメンバーである田所結月さんとともに、人口減少と都心回帰の問題を抱える日本経済に対して、どのような施策が必要かを労働と賃金の観点から分析しました。まず、都心への流入は女性の割合が高いことから、女性の就労状況と世帯内所得の関係性を示すダグラス・有沢法則について近年のデータから検証を行いました。次に、近年議論がなされている最低賃金について、消費者物価地域差指数を用いて、生活費の地域差を考慮した実質最低賃金を提案し、考察を行いました。そして、この実質最低賃金の決定要因を統計モデルにより分析し、人口が流出する地方経済で生産性を引き上げる施策として、第6次産業化事業への補完的政策が必要であるという結論を示しました。

 今回の受賞に伴う表彰式は、6月10日(水)に行われる予定です。

 【関連リンク】みずほ学術振興財団