「仙台りんごジュース」ベガルタ仙台ホームゲームで販売
2020年12月07日
11月21日、ユアテックスタジアム仙台で明治安田生命J1リーグ第28節、対鹿島アントラーズ戦が開催されました。本学は、2015年にベガルタ仙台と包括連携協定を締結しており、教養学部の天野和彦准教授はスタジアム観客行動調査を継続して行っています。その活動から昨年はさらに仙台市泉区、JA仙台と協働で、泉区根白石地区でりんごを栽培している農家を支援し、収穫されたりんごをベガルタ仙台のホームゲームで販売する予定でした。しかし昨年は天候不順が重なり、最終的には仙台りんごジュースの販売をPRする活動に変更となった。地域構想学科の学生はベガルタ仙台と共に販促プランを練ってきましたが、今度は春先からのコロナ禍により、今年度のホームゲームも無観客や入場制限が続き、なかなか実現できませんでした。学生たちはこの間も、りんご栽培や品種についての勉強会、根白石地区の歴史と里山の文化について地域の皆さんから学び、着々と準備を重ねてきました。
11月21日のホームゲームで、やっとベガルタ仙台「仙台りんごジュース」の販売が実現し、スタンド内にあるベガフーズ売店とコンコースでりんごジュースを販売しました。当日参加した学生11名は全員スーツ姿にベガルタ仙台のユニフォームシャツを着用、手作りの団扇を手に持ち「仙台りんごジュース」のチラシを配ってアピールするという万全で観客の入場を待ち、12時30分の開門と同時に観客が入場すると、カップ一杯、350円、200杯限定販売の仙台りんごジュースは20-30分で完売しました。
昨年度から本プロジェクトに参加している4年生は「2年越しのプロジェクトがやっと陽の目を見た感じで、うれしい。仙台りんごについて学んだことをお客さんにPRするなど、いい経験ができた」と語り、1年生は「入学してから前期は遠隔授業が続いた。後期が始まってからもなかなかイベントに参加する機会がなかったが、今回のボランティアの話を聞いて参加した。本学ならではのいい経験ができて楽しかった」と感想を述べてくれました。
地域のプロスポーツを盛り上げる施策として、ベガルタ仙台と本学学生たちが2年間取り組んできた根白石産「仙台りんご」ジュースは、待ちに待ったお披露目販売が実現され、好スタートを切ることができました。