東北学院大学

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経済学科篠崎剛ゼミの学生が「第67回日本学生経済ゼミナール大会」で最優秀賞を受賞しました

2021年12月17日

 経済学科の篠崎剛ゼミに所属する尾川彩佳さん(3年)、鈴木紀恵子さん(同)、淡路慎太さん(同)のチームが、12月12日に行われた「第67回日本学生経済ゼミナール大会」(日本学生経済ゼミナール主催)のプレゼンテーション部門で最優秀賞を受賞しました。
 この大会は全国の経済・経営・商学部の学生を対象とした学術大会で、例年の参加者数が1500人以上と国内でも最大級の規模です。討論部門とプレゼンテーション部門の2部門があり、今年のプレゼンテーション部門ではエントリーした約180チームのうち予選会を勝ち抜いた18チームが3つの分科会に分かれて本選に進み、各分科会で最優秀賞が選ばれました。

【受賞の概要】
<最優秀賞>
●テーマ

 老後の資産問題
●研究要旨
 現在の修正賦課方式の下で年金システムの持続可能性を担保するためには、公的教育により人的資本を高め年金財源を確保することが有用であることを、世代重複モデルを応用した理論モデルを展開した後にその正しさを推計し、理論的関係がわが国で部分的に成立していることを明らかにした。その上で、現在の国民の資産水準別の生涯所得と支出の収支は国民のおよそ10%がマイナスとなっていることをシミュレーションによって示し、最適な年金・教育政策に近づけるために公的教育を拡充する公的年金拡充政策を提案した。さらにこの政策におけるシミュレーションの結果として生涯収支がマイナスになるグループがほぼいなくなることを示し、わが国では年金の持続可能性を高めるために一層の教育の拡充が必要であることを訴えた。

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【関連リンク先】日本学生経済ゼミナール 第67回日本大学・福岡大学大会