東北学院大学

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大塚製薬による食事・免疫講座を開催しました

2021年12月17日

 大塚製薬による食事や免疫に関する講座が12月16日、土樋キャンパスで体育会の学生を対象に開催されました。

 今回の講師で大塚製薬の瀬口菜々子さんは、体調管理において重要な免疫力が睡眠不足や生活習慣の乱れ、栄養の偏りのほか激しい運動でも低下することに触れ、その上で免疫力を維持するポイントとして栄養補給や適度な運動、休養などを挙げました。このうち栄養素についてはタンパク質とビタミンDが紹介され、瀬口さんは「タンパク質は一般的に知られている筋肉形成だけでなく免疫細胞の素にもなり、ビタミンDはカルシウムの吸収促進以外に筋肉や免疫機能の維持にも寄与します。この栄養素を様々な食材を組み合わせて摂取することが理想です」と話し、体調管理における食事の大切さを説きました。
 講座では免疫機能の仕組みについても解説され、細菌やウイルスの侵入を防ぐ粘膜免疫の主役で「IgA」と呼ばれる免疫物質の存在や、それを増殖させる乳酸菌B240株の働きが紹介されました。瀬口さんは「免疫力を高めることでウイルスの感染リスクも低下します」と説明し、学生たちに「体調管理の基本は食事、運動、睡眠です。自分自身の免疫力を低下させないための体調管理を行い、元気に冬を過ごしてください」と呼びかけました。

211217-3_1.jpg 講座には体育会所属の37団体から約70人が参加し、時折メモを取りながら熱心に聞いていました。このうち男子ラクロス部のマネジャー学生は「部員の体づくりの必要性を感じ、練習前後にタンパク質の摂取や軽食の管理などを始めたばかりだったのでとても興味深かったです。最近体調不良者が目立っているので、今日聞いた情報を日頃の取り組みとして生かせるよう部内で発信していきたいです」と語りました。

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 今回の講座は、2018年に学校法人東北学院と大塚製薬で締結した連携協定に基づき開催されました。企画した学生課は、学生における栄養知識の不足が感じられることから今回の開催を大塚製薬に打診し、今後は対象を全学生に広げ啓発を進めることも検討しています。